フィギュアスケート分析ノート
自己流に、マイペースで、のんびりと。
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スパイラル「で」表現

15歳の浅田選手のスパイラル。この時点で、すでに柔らかさやしなやかさも意識しています。ルールだからという理由だけでなくて、基本的に美しさの追求する性格のようです。

15歳時では前かがみになってから足を掴んで持ち上げていましたが、すぐに改善され、背筋をしっかり伸ばした状態で後ろ足を持ち上げるようになりました。

同じ種類で順番違い。


アラベスクポジションで見せる左腕の振り付けも綺麗。


このときからクロスビールマンからのケリガンをはじめる。


同じ仮面舞踏会でも、多少振り付けが違う。フリーVerは物語をそのまま語るプログラムでしたけれど、ショートVerはずっと舞っている様子を表現したプログラムでしたね。スパイラルも華やかさUP。


鐘のスパイラルは仮面舞踏会と違い、強さや激しさが表現されている。立ち向かっているようにも見えますね。


ファンをゆっくり上に上げる動作も素敵。ケリガンで見せる左腕の振り付けもかわいらしい。


すー・・・っと円を描いていて、そのままどこか消えてしまいそうな印象を覚える。透明感あふれるスパイラル。


連続スパイラル。バラ1はたしか軸足を変えたスパイラルもしていました。


浅田選手が珍しくみせたシャーロットスパイラル。


イーグルの流れからそのままスパイラルへ。白鳥らしいスパイラルでした。


爽快感のあるスパイラル。締めくくりにもってこい。


蝶々夫人のスパイラルはなんだか切ない印象。


優雅で女性らしいしっとりとしたスパイラル。




個人的にお勧めで音楽に1番あっていた(かもしれない)スパイラル
2013年にカナダで開催された世界選手権での演技です。

メリーポピンズはカナダの観客にすごく受けていました。


スパイラルはやるだけじゃなくて、
スパイラルをやって「何か」を表現してほしい。


柔軟性や難度だけの技じゃないし、男子に唯一、女子が比較的余裕で(柔軟性や華やかさの面で)勝てる分野なのに、ホールドすらしないでチャッとやってはい終わりはガッカリする。

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ステップ無価値判定の理由??
71→59までTESが落ちて何事かと思いました。

ディフィカルトターンがめっさ足りなくても基礎点の1.5ポイントは最低でももらえるはずなので、無得点ということは、ルールブックを見る限り、リンクを使い切ってなかったという判定をされた・・・?

[ステップ・シークェンスにはもはや要求されるパターンはないが、氷面を十分に活用していなければならない。ステップ・シークェンスは、はっきりと認識できるものであり氷面のほぼ全体を活用して行われなければならず、短辺フェンスから短辺フェンスへの長さを 1 回(例えば、ストレート・ライン、サーペンタインまたは類似の形状)または長辺フェンスから長辺フェンスへの幅を 2 回(例えば、サーキュラー(円、楕円)または類似の形状)活用しなければならない。
上記が達成されない場合は無価値となる。]
http://www.jsfresults.com/data/fs/pdfs/comm/2016hb_single_0810.pdf
↑2/19、「パターン」
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見分けがつかないジャンプ??【サルコウ&トウループ&ループ】
羽生アンチ(?)がフィギュアスケート動画まとめサイトさんのコメント欄に、「羽生選手のサルコウが正しくない」みたいな書き込みをしてから、それに賛同したり反論するコメントが見られました。

正直・・・
:(;゙゚'ω゚'): サルコウとトウループの見分けがつかない・・・だと!?という驚きはありましたが(トップアスリートのジャンプにケチつけるぐらいの人が?という意味で)、一部のファンの主張としては、羽生選手や浅田選手タイプのサルコウがトウジャンプに見えるのは、「ハの字」じゃないからだとか。

今回は、
「なぜサルコウがループじゃないのか」
「なぜサルコウがトウループじゃないのか」

という、ちょっと変わった視点からジャンプの違いを解説していきたいと思います。


Part1 【サルコウがループではない理由】

サルコウとループが似てるように見えなくもないのは、どちらもエッジをフルに使って流すように飛ぶからかなーと思います。

まずサルコウジャンプ
左足に注目してください。
salchow-tech0.png
踏み切る足と、着氷する足が。テイクオフはインエッジ。
サルコウの定義:バック・インサイドエッジで踏み切った足とは反対の足で着氷する事。

そしてループジャンプ。
右足に注目してください。
loop-tech1.png 
アウトエッジの足で踏み切り、着氷もしてますね。
(サルコウは左足で踏み切り)
loop-tech2.png 

~ サルコウとループの違い・まとめ ~

サルコウは踏み切り&着氷の足が違う。
ループは踏み切り&着氷の足が同じ。

サルコウは左足をインエッジにして踏み切る。
ループは右足をアウトエッジにして踏み切る。


Part2 【サルコウがトウループではない理由】

(´・ω・)むしろ、なにが似てるん?という疑問が私の中にありますが、とりあえず違いを説明していこうと思います。

トウループジャンプ。つま先を突いて飛び上がるジャンプ。
toe-tech.png 
トウループジャンプは、ループと同じように、踏み切る足と着氷させる足が同じなので、コンビネーションジャンプの2つ目・3つ目に使用できるジャンプです(ちなみに、上記は浅田選手の2つ目につけられた「+3T」)。フリーレッグを氷にトウピックで突きたて、飛び上がるジャンプ。ループやサルコウにはトウで突くような動作はありません。

左足に注目してみてください。


トウループジャンプ、テイクオフ時の左足の様子:
toe-tech2.png 
左足がトウをつき、その場で浮き上がり、そのまま空中姿勢に入ります。

サルコウジャンプ、テイクオフ時の左足の様子:
salchow-tech2.png 
左足をインエッジに(親指側にブレードを倒)して、
ブレード全体を氷上につけ、ブレードを滑らせて飛び上がる。

☆★トウループ・ジャンプは、ブレード全体(エッジ)が氷上につかず、トウを突いた勢いで飛びあがるトウ・ジャンプで、サルコウは、ブレード(エッジ)を氷上にべったりつけて流れを作り飛び上がるエッジ・ジャンプです。

羽生選手のジャンプをご覧ください。

トウループ・ジャンプ(進行の向き←←)
yuzu-toesample.png

サルコウジャンプ(進行の向き→→)
yuzu-salchowsample.png

「流す(ブレードを氷上につけて使い流れを作る)」という点では、ループとサルコウは似ていますが、テイクオクがアウトかインかという大きな違いもあり、さらにサルコウは「(左足)インで離陸、(右足)アウトで着氷」・ループは「(右足)アウトで離陸、(右足)アウトで着氷」という点でも違いがあるので、この2つのジャンプの見分けがつかないなんて事もないです。

(左、サルコウ。右、ループ)
salchow-tech3.png 

~ サルコウ&ループとトウループの違い・まとめ ~

サルコウはエッジ・ジャンプ、トウループはトウ・ジャンプだという
歴然とした違いがあり、なぜこのような議論(?)になってるのかがわからないです。

サルコウとループは「エッジジャンプ」類で、エッジ(ブレード全体)を氷上にべったりつけて飛び上がるジャンプです。アクセルジャンプもエッジ・ジャンプです。
一方でトウループ・ジャンプはトウをつきたてた勢いで飛び上がる「トウ・ジャンプ」類です。ルッツやフリップもトウ・ジャンプ類です。「エッジが~!」と議論になりやすいフリップやルッツが「トウ・ジャンプ」で、ループやサルコウが「エッジ・ジャンプ」だというのは、なんだか面白い感じがするかも?

【ハの字って・・・】

「ハの字」の見分け方って、私がフィギュアの勉強を始めたころに使っていた「ルッツは足元がV字」みたいな見分け方と似てるなと思いました。

ラディオノワ選手と町田選手のルッツ
(上:トウが突く直前→下:突いた瞬間)
toepicks.png 

多くの選手は、左のラディオノワ選手のように、左足のエッジと右足のトウピックがアウト(小指側)に倒れ、どことなく「V字」( \ / ←こんな感じ)に見えるのですが、右の町田選手はトウを突く足のブレードがイン(親指側)に倒れているので、V字っぽくなりません( \ \ ←こんな感じ)。初心者だった私が、「2つのブレードの様」を「ひとつの形」として捕らえ全体のイメージでジャンプを覚えたように、「ハの字」論はサルコウ判定には無関係であるもう片方のブレードも含んだイメージでサルコウを語っていますね。


サルコウは「ハの字」のイメージがあるぐらいですから、両足で飛ぶイメージが強いかもしれませんが、幼き浅田選手は片足だけで4回転サルコウに挑んでいました。厳密には「右足が一度も氷に触れず、左のエッジだけでテイクオフしてる」という意味です。

chibi-mao-salchow.png
画像にも書き込みましたが、サルコウの定義はしっかり満たしています。
それと、「く」が抜けていますね・・・
→フリーレッグ・一度も氷上につくことな「く」サルコウを飛ぶ、です。

わかりにくい点、または誤った点がありましたらご指摘ください。
それでは!

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羽生選手の3Lz+2Tはザヤではない。ショートにザヤは無い。
この記事では、ショートプログラムで羽生選手の3Lz+2Tが無得点になったのはザヤックルールによるものでもないし、新ルールは全くの無関係であることを説明したいと思います。


少なくとも、2015・2016のISU公式Technical Panel Guidebookにおいて、

ザヤがあるのはフリープログラムのみです。


英語をそのまま載せますが、関連性がある文章のみ簡単な翻訳をします。英文を飛ばして日本訳だけ読んでいただいても全然OKです。:

SOLO JUMP
Free Program
Jumping elements are individual jumps, jump combinations and jump sequences. A well balanced Free Skating program must contain 8 jumping elements for Senior & Junior Men and 7 jumping elements for Senior & Junior Ladies one of which must be (or must include) an Axel type jump. Individual jumps can contain any number of revolutions. Any double jump (including double Axel) cannot be included more than twice in total in a Single’s Free Program (as a Solo Jump or a part of Combination /
Sequence).

Of all the triple and quadruple jumps only two (2) can be executed twice. If at least one of these executions is in a jump combination or a jump sequence, both executions are evaluated in a regular way. If both executions are as solo jumps, the second of these solo jumps will be marked with the sign “+REP” and will receive 70% of it’s original Base Value. Triple and quadruple jumps with the same name will be considered as two different jumps. No triple or quadruple jump can be attempted more than twice. If a third repeated jump is executed in a combination or sequence, the entire combination or sequence will be treated as an additional element and therefore not considered (but this element will occupy a jump element box if one is empty).

項目: 単独ジャンプ・フリープログラムのルール:

フリープログラムにおいて、2Aを含むダブルジャンプは2度までとする。
同じ種類のトリプル・クワドは2度までなら別のジャンプとするが、3回試みた場合は
 3度目のジャンプはノーカンとするとあります。(3度目のがコンビネーションだった場合、
 コンビネーションごとすべてゼロ点)

このルールは馴染みあるザヤック・ルールですよね。2年前から、新たに2回転ジャンプも考慮されることになりました。
ザヤック・ルールは過去に同じ種類のジャンプばかり飛んでたザヤック選手がいて、それを防ぐために作られたルールで、そこから由来されたんだそうです。

羽生選手の3Lz+2Tがノーカンになった理由ですが、それにはザヤは全く関係がありません。

そもそも、


ザヤはショートにありません。


あるというのならば、上記に説明されているザヤック・ルールの内容で、なぜ羽生選手が2度ダブル・トウを飛んでノーカンになったのか説明できますか。羽生選手の2回の2Tがダメで、なぜ女子が3T+3Tをショートで飛ぶのはOKなのかを説明できますか。


今回羽生選手の3A / 2T / 3Lz+2T で、後半2つがノーカウントになったのは2つのルールに違反したからです。


こちらはショートプログラムにおける「単独ジャンプ」のルールです:


SOLO JUMPS
Short Program of the season 2015 – 2016 must include 2 solo jumps:


- double or triple Axel for Senior & Junior Men and for Senior Ladies, double Axel for Junior Ladies;
- a jump immediately preceded by connecting steps and/or other comparable Free Skating movements:
①Senior Men - any triple or a quadruple jump; 
Senior Ladies - any triple jump;
Junior Men and Ladies - double or triple Flip.
For Senior Men when a quadruple jump is executed in a jump combination, a different quadruple jump can be included as a solo jump. For Senior & Junior
 Men and for Senior Ladies when the triple Axel is executed as an Axel jump, it cannot be repeated again as a solo jump or in the jump combination. ②Solo jumps must be different from the jumps included in the combination. A single spread eagle, spiral/Free Skating movement cannot be considered as meeting the requirements of connecting steps and/or other comparable Free Skating movements the lack of which must be considered by the Judges in the GOE.


ショートプログラムにおける単独ジャンプのルール

①シニア男子: トリプルジャンプかクワドジャンプであること。
 →羽生選手はダブルトウを飛んでしまったので、ノーカンになりました。

②コンビネーションジャンプに含まれるジャンプは単独ジャンプと異なる種類であること。
  羽生選手はこのルールに反してしまった。
  単独ジャンプで「2T」を飛んでしまった事により、コンビネーションジャンプで「2T」を飛ぶことが許されなくなってしまったのです。ノーカンを防ぐには、「3Lz+3Lo」・「3Lz+3T」・「3Lz+1T」・「3Lz+2Lo」・「3Lz+1Lo」の5つの選択肢の中から選ぶほかなかったと思います。


◆これは、ザヤルールとどう違う?

全く違いますね。第一に、2度までならOKというザヤック・ルールなら、羽生選手は2回しか「2T」を飛んでないのでそもそも違反してない事になります。


要は、羽生選手はザヤったのではなく、ダブったのです。


たとえば、男子選手Aが:

4T / 4S+4T / 3A

・・・という、2つ4回転トウループを入れる構成を成功させても、4S+4Tがゼロ点になります。
「単独ジャンプ(4T)」はコンビネーションジャンプに含まれていないものと定められているからです。

ですので、これらのジャンプで得点にしたいならば、

4S / 4T+4T / 3A  

でOK。この場合、ソロジャンプ(4S)は、コンビネーションジャンプ(4T+4T)に含まれていませんので。

これが、ダブりルールです。
羽生選手はソロジャンプの2Tがコンビネーションジャンプに含まれている3Lz+2Tダブったので、ノーカンになってしまった。

この単独とコンボのダブり禁止ルールに基づくと、なぜ「女子はよく3T+3Tを飛んでるのに、ノーカンにならないのか」が説明できますよね。答えは簡単で、単独ジャンプで「3T」を飛んでいないからです。ザヤックルールではこういう説明できません。

女子がショートで3T+3Tを予定していると、大体こういう構成になります:

3T+3T / 3Lz(F・Lo) / 2A

ね?ダブり無しです。

もしこれが、3F+3T / 3F / 2A だったり、 3F+3T / 3T / 2A だったりとすると、タブったジャンプがノーカンになります(この場合単独ジャンプがノーカンですね。コンビネーションが先に試みられたので)。


よって、

羽生選手は、ザヤック・ルールに新たに加えられたダブルジャンプの規定によってノーカンになったのではなく、もう何年も前からあるルールでノーカンになったのです。



なぜこの記事を書いたのかといいますと、私も最初羽生選手のプロトコルを見て、なぜノーカンになったのかわからなかったからです。どのルールで???と謎でした。そういえばこういうのがあったなあと、ガイドブックを読み直して思いだしました。ザヤルールは単純ですが、今回の羽生選手のミスはわりと特殊なほうだと思います。あまり見ないミスでしたね。

織田さんがその場でパッと説明できなかった事を批判する声も一部あったようですが、スケオタの私ですらこのルールをすぐに思いだせなかったですし、羽生選手の演技が終えてから、数分・・・数時間・・・・数日あったたくさんのスケートファンですら間違った知識でザヤザヤいっていたので(ギャグじゃないですよ!)、瞬時にルールを思いだせなかった織田さんを責める一部の人たちはどうかと思いますし、そもそもザヤでなかったのだからザヤだと説明しなかったのは良かった

フィギュアスケートは毎年ルールが変わり、ここ最近は2回転ジャンプや連続ジャンプの制限まで出来たり、頭がこんがらがってしまったのは仕方が無いように思います。ですが、織田さんはプロを名乗る解説者。織田さんにはぜひぜひ今後に繋げていってほしいです。私の中では一番の解説者ですので。解説のお仕事も頑張ってください。応援しています。

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ゴールドとメドベデワのそれっぽいもの
ゴールドのフリップっぽいもの。見逃し。
graciegold-flipish.png

メドのルッツっぽいもの。見逃し。
MEDVEDEVA-luzish.png


この二人のレベルで認定するなら、どの選手からもアテンション・エラーをとっちゃだめでしょ。

厳しいコラーがいるのも、甘いコラーがいるのも別にかまわないけれど、
選手によって判定を厳しくしたり甘くしたりするのはやめてほしい。

判定はよそにして。
二人ともいい演技をしましたし、歓声からゴールド選手への期待が感じられ、よくプレッシャーに耐え抜いたなと思いました。TSLの感想が楽しみです。
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