フィギュアスケート分析ノート
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ルール改正:特に影響の無い『必ずGOE-3』。
昨シーズンまでは、ショートの連続ジャンプで2つ目のジャンプがつけられなかった時は、『GOE-3』の減点を考慮しつつも、他の(プラス)要因で多少緩和してもよいルールでしたが、今年からは『最終的なGOEが必ず-3』になるようにと厳格化されました。

そこで!
昨シーズンは、『コンボに出来なかった連続ジャンプ』はどのように評価(GOE)をされていたのかを調べてみました(GPF除くGPS、WC)。

結論。

あえて「最終的なGOEがに-3になるように」と書き換えなくとも、大体オール-3の評価・又はそこに限りなく近い減点を食らっていましたので、このルール改正は特に影響を与えないものと判断します。

考えてみれば、コンビネーションに出来ないは、大体1つ目のジャンプでステップアウトしてしまっているか、転倒しているか、グラついているか、なんらかしら取り返しのつかないミスをしてることが多いので、自然と-3の評価が与えられる事が多かったんでしょうね。中には3つの「-2」の評価をもらい減点を0.2点だけ和らげた選手もいましたが、この改正によって大きく結果が左右されることも、選手たちの心構えが変わる事もあるとは思えません。

前の記事で「ミスがますます許されなくなりました。」と『解説』のコラムに書きましたが、調べてみると特に影響がないことがわかりました。


詳細:

カナダ大会
Viktoria HELGESSON
2Lo+combo -0.90 (all -3)
Adam RIPPON
1Lz(invalid)+combo 0

アメリカ大会
Axelei Bychenko
3F+combo -1.80 (three -2)


中国杯 
Yuzuru Hanyu
3Lz+combo -2.10 (one -2)
Polina EDMUNDS
3Lz<+Combo -2.10 (all -3)
Anne Line GJERSEM
3S+combo -2.10 (one -2)
Ashley CAIN
3Lz<+Combo -2.10 (all -3)

NHK杯
Polina EDMUNDS
3Lz*+Combo -2.10 (all -3)

ロシア杯
Joshi HELGESSON
3Lo<+Combo -2.10 (all -3)

フランス杯
Douglas RAZZANO
3T+Combo -2.10 (one -2)
Laurine LECAVELIER
3Lz+combo -2.00 (two -2)

世界選手権
Takahito KOZUKA
3Lz+combo (all -3)
Peter Liebers
3F+Combo (three -2) -1.90
Gracie GOLD
3Lz+combo (one -2) -2.10
Kiira KORPI
3F<+combo -2.10 (all -3)
Alisson Kystle PERTICHETO
3Lo+combo -2.10 (all -3)
Brooklee HAN
3Lo<+combo (all -3)

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ルール改正のまとめ2:GOE減点要素
GOE減点要素編です。

気になる改正は、ショートの連続ジャンプ。
コンビネーションにならなかった場合は「-3」の評価を与えるとのこと。

ジャンプ要素

改正前

改正後

解説


SP:1つのジャンプのみからなるコンボGOE -3

SP:1つのジャンプのみからなるコンボは最終的なGOEが必ず「-3であること。

GOE -3

SP: Combo of one jump final GOE must be -3

ショートでは3つのジャンプ要素のうち1つに、2連続ジャンプを飛ぶことが義務付けられていますが、このジャンプがコンボにならない場合、必ず[-3]の評価を当たる事が決まったようです。ミスがますます許されなくなりました。

回転不足判定

(Under-rotated)(記号< )

GOE -1

ハープ・ループも含めた、回転不足判定(Under-rotated)(記号< )

Lacking rotation (no sign)

including half loop in a combo.

おそらくハーフ・ループが多様され始めたため、あえてハール・ループも含むと書き加えられたのでしょう。

スピン

改正前

改正後

解説

回転速度が遅い,軸の流れ

-1 to -3

回転速度が遅い,または回転速度が落ちる場合

-1 to -3

 

Slow or reduction of speed

-1 to -3

軸ではなく、回転速度が落ちることを減点要素としてきたようです。軸はええんかいな。

-          Fスピンでの正しくない踏み切り,着氷-1 to -2

-          SP: 規定された空中姿勢がとれていない(Fスピン)-1 to -2

-          フリー・フットまたは片手がタッチ・ダウン-1 to -2

この3つがすべて削除。グッバイ。

まとめて1つの要素に:

Poor fly (flying spin/entry)

-1 to -3」:意訳「ぎこちない飛び(Fスピン/入り)」

たしかに、以前の3つのポイントはすべて同じだけ減点される(-1 -2)ものでしたし、要はFスピンが綺麗じゃないと減点するよ!と言ってるだけなので、1つにまとめるのは悪くない改正かも。

コレオグラフィック・シークエンス

改正前

改正後

解説

重大なエラー

-2 ~ -3

 

Serious Error

Inability to clearly demonstrate the sequence

意訳:正確にシークエンスを行えていない

-2 ~ -3

重大なエラーの詳細が書き加えられた。コントロールが出来ていないスパイラルがなぜか、正確なスパイラルが出来てない事より減点にならないのかよく分からない(減点したい子にはする、したくない子にはあまりしないからかなという勘ぐりをしてしまう)

Loss of control while executing the sequence

意訳:コントロールが出来ていない

-1 ~ -3

音楽に一致していない

-1 ~ -3

Does not correspond to the music

Does not Enhance the music

意訳:

音楽を盛り上げてない

「ちょっと無茶いいなさんな」と思わなくはない減点要素。『一致してない』くらいでよかったかな。




男子も女子同様ノーミス重視にしたいのでしょうか・・・?去年の無得点ジャンプなども取り入れる利点がよくわかりません。2Lz+2T→無得点・・・って、このジャンプは当然3Lz+3Tや3Lz+2Tより基礎点がすでに低いものですし、そこをゼロ点にして、なにがどう改善されるのかよくわかりません。2回転ジャンプの制限も、結局皆「+1Lo+3S」の習得へ向かっただけで、特にバランスが取れるようになったわけでもなく、多様なジャンプ構成が見られるようになったわけでもなく・・・。結局ルールがどうであろうとも、飛べる選手は飛べるし、飛べない人は飛べない。

コレオグラフィック・シークエンスも、スパイラルシークエンスもお気に入りの選手は高いGOEをもらう要素なので、コレオの『GOEのガイドライン』がどう変わろうとも、ほぼ影響がないと考えてよいかと思います。選手は気にする必要はない。

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来年度・ルール改正のまとめ

ルールが改正された所をまとめてみました。
*もう少し読みやすいようにテーブルを編集しました。
*フォントサイズと種類を一定のものになるように編集しました。
*青文字のものは、後から解説を編集したものです。
*両足スピンで間違ったとらえ方をしていたようです。編集しました。

要素

改正前 

改正後

3T

4.1

4.3 (+ 0.2)

これでますます+3Loに挑戦する価値が下がりましたね

3S

4.2

4.4 (+ 0.2)

3S<

3.0 (以前は3T<と変わりなかった)

3.1 (+0.1)

3A<

6.0

5.9 (-0.1)

4T<

7.2

8.0 (+0.8)

4S<

7.4

8.1 (+0.7)

4F < + e

7.4

8.0 (+0.6)

4Lz < + e

8.2

8.4 (+0.2)

GOEマイナス面

4回転ジャンプのみ変更

4T/4S/4Lo/4F/4Lz

-1 GOE = -1

-2 GOE = -2

-3 GOE = -3

4A:

-1 GOE = -1.2

-2 GOE = -2.4

-3 GOE = -3.6

4T/4S/4Lo/4F/4Lz/4A

-1 GOE = -1.2 (-0.2)

-2 GOE = -2.4 (-0.4)

-3 GOE = -4.0 (-1.0)

4A:

-3 GOE = -4.0 (-0.4)

スピン・コンビネーション,足換え無し(2ポジ) Spin Combination with change of position and no change of foot (two positions) - (F)CoSp2p

レベル

改正前

改正後(点数の変化)

B

1.0

1.1 (+0.1)

1

1.2

1.3 (+0.1)

2

1.4

1.5 (+0.1)

3, 4

No Change

B (V)

以前はミス(V)の基礎点は記されていなかった

 

1.0

1 (V)

1.1

2 (V)

1.3

3 (V)

1.5

4 (V)

1.7

スピン・コンビネーション,足換え無し(3ポジ)Spin Combination with change of position and no change of foot (Three Positions) – (F)CoSp3p

B,1,2,3,4

No Change

レベル

改正前

改正後(点数の変化)

B V

以前はミス(V)の基礎点は記されていなかった

 

1.1

1 V

1.2

2 V

1.4

3 V

1.8

4 V

2.1

スピン・コンビネーション,足換えあ(2ポジ) Spin Combination with change of position and change of foot (2 positions) – (F)CCoSp2p

レベル

改正前

改正後(点数の変化)

B

1.2

1.5 (+0.3)

1

1.4

1.7 (+0.3)

2

1.8

2.0 (+0.2)

3

2.1

2.5 (+0.4)

4

2.5

3.0 (+0.5)

B (V)

1.0

1.1 (+0.1)

ステップシークエンス・レベル取り。Step Sequence

原文+改正ルールを適当な翻訳を【】の中に追加

改正(英語)

解説っぽいもの

シークェンス中のターンおよびステップディフィカルトターンとステップの種類(これらの種類は下記にあります)が,最低限に多様(レベル1),やや多様(レベル2),多様(レベル3),複雑 (レベル4)である

1) Minimum variety (Level 1), simple variety (Level 2), variety (Level 3), complexity (Level 4) of [difficult] turns and steps throughout (compulsory)

[difficult]

ディフィカルトという単語がターンとステップの前に入りました。

シークェンスの中に明確なリズムで実行する,難しい3つのターン(ロッカー,カウンター,ブラケット,ツィズル,ループ)の組み合わせ.異なるものを2つ【(レベル4のステップは2つの異なる組み合わせを両足でこなさなければならない)

Two different combinations of 3 difficult turns executed with a clear rhythm within the sequence [(for Level 4 the 2 combinations must be on different feet)]

[()]に入っている内容が追加されました。

どちらかの足だけではなく、両足ともまんべんなく使いなさいという事でしょう。

バックからサイドまたはその反対への1回の明確な姿勢変更.それぞれの姿勢で少なくとも3回転【2回転】ずつ.(ほかのスピンの一部分としてレイバック・スピンが行われた場合も数える

 

One clear change of position backwards-sideways or reverse, at least 3 rev

[at least 2 rev]. in each position (counts also if the Layback spin is a part of any other spin)

最低3回転のレイバックから、2回転に緩和されました。レイバックが苦手な選手には有利。

うんちゃら長いのでカット。

V1, V2, というコラムではなく、V2を廃止して、

V(元V1), V1(元V2)に変えられるようです。

 

フラインクスピンの入り方

『フライングスピン』のみあれよこれよと書き加えられた昨シーズンでしたが、ここにさらに「フライングで入るスピン」も考慮するようになりました。

フライングの美しさはこのまま重要視?

 

スピンでみる「V」サインは、1つかまたは2つの要素が満たされなかった場合に使われるそうです。

昨シーズンは1つ満たされなければV1、2つ満たされてなかった場合はV2でした。

ステップ:難度レベル改正

以前

改正後

解説

Types of turns: three turns, twizzles, brackets, loops, counters, rockers.

Types of steps: toe steps, chasses, mohawks, choctaws, curves with change of edge, cross-rolls.

 

ターンの種類:

スリー・ターン,ツイズル,ブラケット,ループ,カウンター,ロッカー

ステップの種類:

トウ・ステップ,シャッセ,モホーク,チョクトウ,エッジの変更を伴うカーブ,クロスロール

Types of difficult turns

and steps:

twizzles, brackets, loops, counters, rockers, choctaws

 

ディフィカルトターンとステップの種類:ツイズル、ブラケット、ループ、カウンター、ロッカー、チョクトウ

右の赤文字は、ディフィカルトターンとステップの種類に区別された足技です。ほとんどターンからですね。

昨シーズンは、ターンとステップが区別されておりましたが、今年からされず、「ディフィカルト(難しい)ターンとステップの種類」で一緒くたにするようです。要は種類ではなく、要素そのものの難易度で区別する方向性なのでしょうか?

*去年までは、3ターン・トウステップ、シャッセ、モハーク、エッジの変更を伴うカーブ、クロス・ロールもレベルあげの要素でしたが、今年からはされないということです。

改正前

改正後

解説

最低限に多様とは少なくとも5個のターンおよび2個のステップを含み,どの種類も数えてよいのは2個までである

Minimum variety includes at least [difficult] 5 turns & 2 steps, none of the types can be counted more than twice.

最低限に多様とは少なくとも5個の【ディフィカルトな】ターンおよび2個の【ディフィカルトな】ステップを含み,どの種類も数えてよいのは2個までである

ディフィカルトターン・ステップ(ツイズル、ブラケ、ループ、カウンターロッカー、チョクターのみ)に制限された分、その他6種のターンやステップで稼いでた選手には厳しい変更かも?

改正前

改正後

解説

多様なとは少なくとも9個のターンおよび4個のステップを含み,どの種類も数えてよいのは2個までである.

Variety includes at least [difficult] 9 turns and 4 steps, none of the types can be counted more than twice.

多様なとは少なくとも9個の【ディフィカルトな】ターンおよび4個の【ディフィカルトな】ステップを含み,どの種類も数えてよいのは2個までである.

上と似たような解説。

改正前

改正後

解説

複雑なとは少なくとも異なる5種類のターンおよび異なる3種類のステップを含み,これらのターンおよびステップはそれぞれ両方向に少なくとも1回行われなければならない

Complexity includes at least 5 different types of turns and 3 different types of steps, all executed at least once in both directions.

 

Complexity includes at least 11 difficult turns and steps, none of the types can be counted more than twice, 5 types must be executed in both directions.

複雑なとは少なくとも異なる11種類の「ディフィカルトターン・ステップ」を含み,同じ種類のものは2回までなら別種類とみなす。これらの6種のうち5種の『ディフィカルト』ターン・ステップはそれぞれ両方向に行われなければならない

去年まではター ンとステップは区別されていたから、「5つのターン」「3つのステップ」と、詳細にありましたが、今年からはレベルあげにかかわるターン・ステップは 「ディフィカルトターンとステップの種類」に分別された6種類のみです。この6種から、「11種類」とみなされるには、最低でも5種類の「ディフィカルトターン・ステップ」を2回こなさなければならない、ということです。

・11種ということは、6種の「ディフィカルトターン・ステップ」のうち5種は両方向でこなし2回使用し、すべての種類を含まなければなりませんね(最低限:5種x2、6種目x1)。

・今年からは「ツイズル」、「ブラケ」、「ループ」、「カウンター」「ロッカー」、「チョクトウ」の6種のみがレベル上げに貢献し、昨シーズンまで使えたその他6種の足技が削除されたので、消された足技に頼っていた選手には少し厳しいかも?

スピン:難度

要素

改正後

解説

シット姿勢またはキャメル姿勢でのただちに続けて行う両方向のスピン

今年から、「Long curves of exit after the first part or entry into the second part are reflected in GOE.」が付け足されました。意訳(自信ないですが):「最初のスピンから、または次のスピンに入る時に長いカーブを描けばGOEのプラスマイナス要素になる」

足換えの際、大きな円を描き過ぎると減点とみなす、ということらしいです。

ジャンプ

要素

改正

解説

無得点ジャンプ

 [2Lz<+2T*]追加。

男子のジャンプで無得点になるジャンプが増えましたが、2Lz+2Tがゼロ点なら、そりゃ2Lz<+2Tも無得点にならないとおかしいですよねー・・・。

GOE加点要素

ステップ

改正前

改正後

解説

項目3

前:good clarity and precision (十分に明確で正確)

 

 

後:use of various steps during the sequence→いろんな種類の「ステップ」を使うこと 。

改正前はもうこれ苦し紛れに無理やり加点要素の1つに加えたような印象を受けなくもない・・・。

改正後の『いろんな種類の「ステップ」を使えば加点』、というのは、今回のルール改正で、去年までレベル上げに使えた多くのステップ
(トウ・ステップ,シャッセ,モホーク,エッジの変更を伴うカーブ,クロスロール)が使えなくなり、これらのステップが全く実施されなくなることを避けるために、あえて加点要素に取り入れたようですね。

改正前

改正後

解説

good control and commitment of whole body to accuracy of steps (全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップ)

good control and commitment of the whole body maintaining accuracy of steps

個人的に、ただの言葉遊びのような改正のような気もします。

これがどう翻訳されるのがちょっと興味あります。改正後は「維持する(maintaining)」という言葉が使われているけれども、逆に正確なステップを維持してなかったらなんで加点要素になりえると思うのか・・・。この【維持】という明記は必要?


まだ全部じゃないですけれど、とりあえず大体こんな感じです。

① 3+3Loよ、さらば。+3T、有利。
② 他のジャンプと、スピンの基礎点が上がる中で、3Aだけ引き下げ。
③ 4回転を転倒するいつもより1点多く減点する。
④ ステップは(多分)レベル取りが難しくなった・・・のかな。

まだGOEのほうが残ってるので、そちらのほうもぼちぼちまとめていきます。

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