フィギュアスケート分析ノート
自己流に、マイペースで、のんびりと。
浅田真央選手のノクターン
!これはあくまで個人的な感想ですので「こういう意見もある」ぐらいに受け取ってください。理学的な分析のない記事です。

それでは失礼して感想を書かせていただきます。
PS:一週間後といっておきながらも、やはり浅田真央選手のプログラムをみたら書かずにはいられなくなってしまって戻ってきました・・・(ノ´∀`*)

【追加しました。】

まず、とても好評だった2006年のノクターンですが、私はマイノリティであまり好きではありませんでした。ただ、ステップの最後のほうのツイズルはとても綺麗だと感じてました。器用な選手だなあ、と。アメリカに行ってよかったね、と。それに「これも出来るのか、あれも出来るのか」と『浅田真央』というスケーターの可能性を大きく広めたプログラムでもあると思います。私の好みではなかっただけで、プログラムそのものはよく作られていたと思います。

今回の、2013年版のショートプログラムですが・・・

良くも悪くも変わってないと思います。受ける印象やメッセージも同じです。表現力が成長してないというよりは、ローリー(振付師)が変わってないから同じになったんだと思います。しかしインパクトでは明らかに2006年より劣っている。当時はまだシニアに入りたてで、2006年のノクターンは予測できないものでしたが、さすがに今はもう、こんな感じのがくるだろうと思ってたら、そんなかんじだった、という・・・。しかしスピンの種類が増えたのはとても嬉しいです!こういう開発をしてくるから日本人選手は見ようと思います。良いプログラムだ、と感じれない大きな理由は2つで、ひとつに、まずジャンプが失敗してるのでその分のダメージが全体の印象に影響したんだと思います。ですから、この演技で決め付けてるわけではないです。2つに、私がローリーに飽きたということが強いと思います。浅田真央の限界を見た、というよりは、ローリーの限界を見たプログラムだと思います。

今回のプログラムを通して思ったことは、『またか』ということです。
なにが「また」かというと・・・

1回目:~0:05
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2回目:~0:43
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3回目:~1:35
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4回目:~1:36
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5回目:~2:15
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浅田真央選手は↓のような振り付けをよく取り入れますが・・・
diagram.png

ここまで来ると、しつこすぎます。いままでやったことのない特殊な動きならまだしも、何度目ですか。似たような意味を持つ振り付けを他に思いつけなかったという印象です。付け加えて、腕の振り付けでも『下から上へすくいあげるような動き』も多いと思います。美しいですが、上記の動き同様、別の振付けで同じ印象を受けるものを思いつかなかったんだろうなと思いました。前回の五輪で、私ならもっといいプログラムを用意して上げれた・・・と発言してたとどこかで読んだことがありますが、もしそれが本当なら、「これで?」と言いたくなります。上記の動きを繰り返しする大きな問題点は『印象に残りやすい美しい動きだからこそ何度もされると飽きる』ということだと思います。2回ぐらいが限度じゃないでしょうか・・・。そもそも、4分のフリーですらない3分未満のショートでこれだけ同じ動きをするのはちょっと苦しい。ぱっと思いつく中で、これと同じ振り付けがあっただろうと思った過去のプログラムを集めました。

注意:ローリーによるものだけではないですが・・・↓
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mapattern8.pngmapattern9.png

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動きだけを見ると、まるで天に何かを授けているような、とても綺麗な振り付けだと思いますが・・・。

十代のころは特に綺麗だったと思います。ですが、これを最後の最後までもってきて、繰り返し披露するほどの「浅田真央というスケーター」の代表的な動きなのでしょうか?個人的に浅田真央の特殊さは別にこれではなくて、毎年個性的なプログラムを持ってきてたところにあると思います。批判もありましたが、毎年違うというだけで、ありがたかったです。ただ、バンクーバー後のローリープロは「独創的なものは無くなってきてるな」と気になっていたのですが、まさにこのプログラムを見たときにそれを感じました。

ただ、このプログラムの良い面を取り上げますと、このプログラムは『見上げる』ことが多く、前向きに滑れそうでもあるので、それは今の浅田真央の精神状態にも良いと思います。なので、まだ許せますが・・・いや、やっぱり腹立たしいです。器用な選手なんだからもう少し工夫したプログラムは用意できなかったのでしょうか?足をチョコチョコとさせる動き(1:55あたり)が、THEICEで動画UPされる前の宣伝でもありましたが、あれはタチアナが作った『白鳥の湖』をみて考えたんじゃないのか?と思ってしまいます。以前にも似た振り付けをさせてた可能性があるので、これはイチャモンレベルの感想だと自分でも思いますが・・・。

タチアナとローリーとでは、ローリーのほうが点数が出やすく、応用が利きやすいのかもしれません。ですが、ちょっとなあ、と・・・。タチアナのプログラムにも「癖」みたいなのがあって、これはタチアナだなあってわかるものがあります。でも、ローリーのは癖や味というより、私には「ワンパターン」と見えます。引き出しが少ない?のかな?彼女はなんというか・・・うーん・・・これが来るだろうなあと思うものをそのまま出すのが上手な振付師だと思います。タチアナの場合、これが来るだろうなと思うものを独創的に表現させるので「感じるものは同じだが、その動きで来るのか!」と驚かされるものがいくつかあります。ローリーのように、それをするだろうと思うものをそのまま出すのもすごい能力ですが、浅田真央の場合、何年も彼女についているうえに、さらに曲まで同じとなると、別物には見えず「またか」という印象がさらに強まったと思います。

消して簡単なプログラムだとは思ってません。ちょっとがっかりしただけです。しかし、3Aや難しい技を取り入れることによって、そちらの力強さと、プログラムの柔らかさが対照的になって、技と演技の良さがお互いに支えあい引き立つと感じました。すべては技が決まるか決まらないかによって、このプログラムの運命が決まっているように思います。

SMILEのほうは結構意見が分かれていますが私はあっちのほうが好きです。浅田選手がああいう一般的な動きを取り入れたプログラムを披露したのはそれはそれでインパクトがありました。今は五輪しか考えられないでしょうけれども、将来を考えるともしプロスケーターになるのなら、ああいうプログラムに慣れておくのも悪くないと思いました。

最後に、何度も繰り返し視聴したわけではなく、第一印象を重視に語ったので後々意見が変わるかもしれません。現時点ではなにも断言できませんが、目標は五輪ですから、そこでよい演技ができればすべてよし!です。

がんばれ、日本!

追加:たった今、ノースリーブのほうの衣装でノクターンを見ましたが、だいぶ印象がよくなりました!THEICE公式のものは、本人も緊張してたといってたので、印象がよくなくて当たり前だったのかもしれませんね。なんとなくですけれども、浅田真央選手はノースリーブのほうが柔らかさが出ると思います。最初のロングスリーブの衣装のほうが衣装自体が美しいですけれども、ノースリーブの衣装のほうがプログラムを美しくさせるのではないかなと感じたので、後者を押したいです!・・・が、またこれも、良い演技と硬い演技からの印象なので、なんともいえないですね(笑)。

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真央さんのSP
こんにちは
私も今回のSPはややがっかりです。もちろん素敵な滑りですが、「意外性がない」。まだ、練習段階で、滑りこんでいけばもう少し細かな動きまで微調整してくれることを期待しています。本当は、曲を変えてもらいたいくらいですが。あるいは、ピアノ以外の音源をもってくるとか。でも、ソチでは真央さんの最高の笑顔をみたいと思って応援しています。
日本を憂う | URL | 2013/08/02/Fri 12:58 [Edit]
私も
27日昼公演に行ってきました。 実はするーっと終わってしまった・・・というのが、実感でした。 はっとしなかった。というか・・昨年国別でスワンを見たときのような衝撃が無かったんです。期待が大きすぎたのかなと、思っていたのですが。 書かれているとおりのことを感じました。 でもそういえば、確かローリーの振り付けは、自分が動きたいように振付けられている・・・というようなことを、真央ちゃんが言ってたように記憶しています。このsp、真央ちゃんが確実にノーミスで滑れるように・・・と、考えられてるのかな?と、動画をみてちょっと感じました。 
kaz | URL | 2013/08/02/Fri 22:22 [Edit]
Re: 真央さんのSP
はじめまして

コメントをありがとうございます。同じ振付師に同じ曲・・・まして多彩で毎回違う印象のものを持ってくる振付師ならまだしも、ニコルでは力不足では・・・?と思っていたら案の定という印象でした。評価が高い物をもう一度持ってきたということでしたが、それは『当時の浅田真央がやったから評価が高かったんだよ』、と思いました。鐘でもそうでしたが、一度決めたら突き通す意志の強い選手ですので、応援するのみですね。ソチでは満足のいく演技をして終えてほしいです。
熊子 | URL | 2013/08/08/Thu 05:43 [Edit]
Re: 私も
はじめまして

コメントをありがとうございます。私は公演にいけなかったのでとても羨ましいです。ショーの環境で披露するか、試合で披露するかではまた一味違うと思うのですが、するーっと終わるというのはちょっと心配ですね・・・。五輪は注目度が高い分周りがあれよこれよと好き勝手いう大会ですから、とりあえずインパクトが強いほうが有利だと思いますので・・・。ただ、浅田選手自身が金賞よりもやり切ることを課題にしてるようですから、本人がしたいようにすればいいと思う気持ちもあります。ジャッジは、フリーのほうがタチアナなので、そちらをバッシングしてこちらのショート(カナダのローリー作)を褒める意向にあるかもしれませんし、こればかりはもう本人が満足してるなら良いのかな?と思います。
熊子 | URL | 2013/08/08/Thu 06:02 [Edit]
同じです。
おはようございます。
ローリーさんのプログラムについて、全く同感です。せっかく実力があるのですから見ている人がはっとするようなものがあるものがいいと思っています。
でも、このプロで世界最高点をとったので何とも言えないませんが、個人的にはもっといいプロはないものだろうかと思っていました。好みでしょうか?でも、同じ考えの人は他にもいます。あながち間違っていない気もするのですが・・・
野バラ | URL | 2014/08/03/Sun 06:57 [Edit]



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