フィギュアスケート分析ノート
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JrとSr女子が3+3と3Aに挑戦した回数・浅田VSキム
浅田とキムを除いたジュニア女子とシニア女子が挑戦した3+3と3Aの回数を調査しました。

浅田が挑戦した3+3はこちらの記事にまとめてあります。
浅田が挑戦した3A/3A+2Tはこちらの記事にまとめてあります。
キムが挑戦した3+3はこちらの記事にまとめてあります。

「浅田がトリプルアクセルを飛んだー!」「キムが3+3決めたー!」等の解説は腐るほど聞いてきましたが、彼女たちの最強の武器は種類が違うため、視聴者には難易度や希少性も伝わりにくいと思います。

そこで!!今回は、

ジュニア&シニア女子が挑戦する3+3の種類とその挑戦回数

ジュニア&シニア女子の3A・3Aコンボの挑戦回数


の、2つを調査しました。

今回参考にした大会と対象は下記のとおりです↓

・2006年から現在までのジュニア世界選手権
・2006年から現在までのジュニアグランプリファイナル
・2006年から現在までのシニア世界選手権
・2006年から現在までのシニアグランプリファイナル

! <,<<,e, !, 等のミスを省いている。
! 予定していても、プロトコルで認められなかったものは省いている

統計のまとめ:
(*浅田とキムを除く)

ジュニア女子JUNIORS
シニア女子SENIORS
3T+3T
36
3T+3T
57
3S+3T
10
3F+3T
13
3F+3T
13
3Lz+3T
11
3Lz+3T
34
3Lz+3Lo
5
3Lz+3Lo
3
3A
4
3A
0
3Aコンボ
0
3Aコンボ
0
 
 

■なぜ浅田とキムを省いたのでしょうか?
最終的に浅田VSキムの比較をまとめた記事を書き上げたいからです。浅田とキムを省くことによって、彼女たちと他の選手と比べることが出来ます。浅田とキムの3+3・3Aの挑戦回数は上記をご覧ください。リンクが張ってあります。

■なぜジュニアも含めているのでしょうか?
ジュニア選手のほうがジャンプが盛んに跳べるからです。難易度の高い3+3ジャンプは10代の女子のほうがベテランより定期的に挑戦してくることが多いです。優れた選手は早めにシニアに移ることが多いですが、ジャンプだけなら、体が未発達な女子のほうが優れているようです。

■なぜ4大陸・GPS・EU・その他の大会すべてを含めないのでしょうか?
殺ス気デスカ・・・・ゴホゴホッ、
「女子の後半3連続」や「男子の後半3連続」の調査をしたとき気づいたのですが、GPファイナルと世界選手権がもっとも難易度の高いジャンプに挑戦されてます。


解説はいつもどおり、まとめ画像の後にあります。


まとめ画像①:ジュニア大会

ladies33-1a.jpg

まとめ画像②:シニア大会
ladies33-1b.jpg


解説

2006~現在のまとめ:
(*浅田とキムを除く)
ジュニア女子JUNIORS
シニア女子SENIORS
3T+3T
36
3T+3T
57
3S+3T
10
3F+3T
13
3F+3T
13
3Lz+3T
11
3Lz+3T
34
3Lz+3Lo
5
3Lz+3Lo
3
3A
4
3A
0
3Aコンボ
0
3Aコンボ
0
 
 

ジュニア女子の挑戦
ランキング
シニア女子の挑戦
ランキング
3T+3T
36
3T+3T
57
3Lz+3T
34
3F+3T
13
3F+3T
13
3Lz+3T
11
4
3S+3T
10
4
3Lz+3Lo
5
5
3Lz+3Lo
3
5
3A
4
6
3F+3Lo
0
6
3F+3Lo
0
6
3A
0
6
3Acombo
0
6
3Acomob
0
合計
90
合計
96
 
 
 


結果①:ジュニア女子の3T+3T挑戦回数と3Lz+3T挑戦回数が2回しか変わらない。3Lz+3Tと3T+3Tの挑戦回数が同じなジュニアとは違い、シニアは・・・ちょっと悲しいことになっている。1番挑戦されているのは57回の3T+3Tで次に13回の3F+3Tです。あまりにも挑戦回数に差がありますね。ただ、シニア女子の3F+3Tと3Lz+3Tの挑戦回数が2回しか変わりません。つまり、シニア女子にとって、この2つのジャンプの難易度は変わらないのでしょうね。

結果②:ジュニアの3Lz+3Loはすべてアデリーナ・ソトニコワ選手によるものです。そして、シニアの3Lz+3Loは安藤美姫とソトニコワ選手によるものです。安藤はGPF・WCでは挑戦してなかったようですが、別の大会で3T+3Loを何回か成功されてます。

結果③:シニアGPF・WCでは挑戦されていないジャンプ:
3Aや難易度の高いセカンドLoはさておいて、Jrが挑戦している3S+3TはSrでは挑戦されていません。挑戦されていないといえば、3Lo+3Tも挑戦されていませんね(どこの大会でだったか、コルピが挑戦していたような気がするのですが・・・・)。

結果④:3Aの挑戦はJrとSrを含め、4回しか挑戦されていません。



浅田・キムをその他の女子全体と比べて・・・

浅田が挑戦した3+3はこちらの記事にまとめてあります。
浅田が挑戦した3A/3A+2Tはこちらの記事にまとめてあります。
キムが挑戦した3+3はこちらの記事にまとめてあります。

浅田とキムの挑戦回数をまとめた記事は計13大会を考慮して統計を取りましたが、この記事はGPFとWCのみを考慮してるので、あたらめてWC・GPFのみを考慮した彼女たちの比較テーブルを作りました。

浅田・キムのGPFとWCのみの調査をしてまりました。結果は下記のテーブルのとおりです。

浅田とキムのシニアキャリアをファイナルと世界選手権のみで比較
浅田真央が挑戦したジャンプ
3+3/3A/3A+2T
後半3連続
*は後半に飛んだものを示してます)
キムヨナが挑戦したジャンプ
3+3
後半3連続
(*は後半に飛んだものを示してます)
大会名
(SP/LP)
ジャンプの種類
大会名
(SP/LP)
ジャンプの種類
GPF05(SP)
3F+3Lo
GPF06(SP)
3F+3T
GPF05(LP)
3A
GPF06(LP)
3F+3T
3Lo+2Lo+2Lo*
3Lz+2T+2Lo*
GPF06(LP)
3A
WC07(SP)
3F+3T
WC07(SP)
3F+3Lo
WC07(LP)
3F+3T
WC07(LP)
3A/3F+3Lo
GPF07(SP)
3F+3T
3Lz+2Lo+2Lo*
GPF07(LP)
3F+3T
GPF07(LP)
3A/3F+3T/3F+3Lo*
WC08(SP)
3F+3T
2A+2Lo+2Lo*
WC08(LP)
3F+3T
WC08(SP)
3F+3Lo
GPF08(SP)
3F+3T
WC08(LP)
3F+3T/3F+3Lo*
GPF08(LP)
3F+3T
2A+2Lo+2Lo*
WC09(SP)
3F+3T
GPF08(SP)
3F+3Lo
WC09(LP)
3F+3T
GPF08(LP)
3A/3A+2T
GPF09(SP)
3Lz+3T
WC09(SP)
3F+3Lo
WC09(SP)
3Lz+3T
WC09(LP)
3F+3Lo/3A
WC09(LP)
3Lz+3T
WC10(SP)
3A+2T
WC10(SP)
3Lz+3T
WC10(LP)
3A/3A+2T
WC10(LP)
3Lz+3T
3F+2Lo+2Lo*
WC11(LP)
3Lz+3T
WC11(SP)
3A
2A+2T+2Lo*
WC11(LP)
3A
WC13(SP)
3Lz+3T
3F+2Lo+2Lo*
WC13(LP)
3Lz+3T
WC12(SP)
3A
2A+2T+2Lo*
GPF12(LP)
3Lo+2Lo+2Lo*
-
 -
WC13(SP)
3A
-
 -
WC13(LP)
3A
-
 -
3F+2Lo+2Lo*
-
 -
浅田真央の挑戦まとめ
キムヨナの挑戦まとめ
3F+3Lo
6
3F+3T
13
3F+3Lo*
2
3Lz+3T
8
3F+3T
2
2A+2T+2Lo*
2
3A
10
3Lz+2T+2Lo*
1
3A+2T
3
 -
-
2A+2Lo+2Lo*
2
 -
-
3Lo+2Lo+2Lo*
1
 -
-
3F+2Lo+2Lo*
4
 -
-
3Lz+2Lo+2Lo*
1
 -
-

後半3連続も記入しましたが、この記事では後半3連続にはふれません。上記のテーブルはご覧のとおり、「2006年から現在までの」「GPS・WCのみ」を考慮しています。キムヨナ選手の2005年のジュニア時代の成績を入手しようとしたのですが、ISU公式サイトでリンクが壊れていたため不可能でした。

この記事を読むにいたって、注意点がいくつかあります。

①<,<<,e, !, 等のミスを省いている。ただ、この点にも記事に再度触れています。
②予定していても、プロトコルで認められなかったものは省いている
③悪魔で選手達を評価する1つの方法です。(この分析に限らず、どの分析でもそうです)
私は浅田VSキムに関しては浅田派です。それが根本的に受け付けられない方は読まないようにしたほうがいいと思います。ただキムの情報が欲しかっただけなのであれば、上記のテーブルだけをご覧ください。わざわざ不快な記事を読まれる必要はありません。
⑤この記事だけでは「なぜ浅田派なのか」は語りきれません。多方面から浅田VSキムの問題に触れていきたいですが、この記事での反論は彼女たちの武器の話題のみでお願いします。


!!!下記の記事で書かれている挑戦回数は
2006年から現在までに行われたWC&GPファイナルのみについてです!
浅田・キムのキャリア上での成績を語る場合にはちゃんと示します。


浅田VSキムの最大の武器を比べた結果のまとめ:

2006 年から現在までに行われた世界選手権とGPファイナルのプロトコルから浅田とキムの最大の武器を比べた。浅田とキムを除き、Jr&Sr女子がもっとも 挑戦する3+3はトウループ・トウ ループ。しかし、JrのT+Tの挑戦回数とLz+Tの挑戦回数はほぼ変わらない。そしてSr女子も、3Lz+3Tと3F+3Tの挑戦回数がほぼ変わらない。つまり ジュニアにとっても、シニアにとっても、3Lz+3Tは特別不可能な技ではない。3Lz+3Loは3T+3T/3F+3T/3Lz+3Tよりもずっと希少価値が高くなり、このジャンプをSr大会で決めたのは安藤とソトニコワのみ。キムの3F+3T/3Lz+3TはJrとSrの女子たちと比べて浅田・安藤・ソトニコワほどの希 少価値も難易度も高くはない。ただ、キムは高確率で3+3を成功させ加点をもらえる。その一方で、浅田の成功率はキムより低いが、彼女しか挑戦できない技に挑戦している。WC&GPFで3F+3Lo(前半・後半)に挑戦したのは浅田のみ。付け加えて彼女は3Aと3A+2Tに挑戦している。浅 田とキムの成功率・難易度・希少性を考慮して結論を出すとなると、やはり一般的に言われている『ファイターの浅田』と『出来栄えのキム』ということに落ち 着くようだ。




浅田真央とキムヨナの最大の武器は?

浅田真央が飛べる最強の3+3は3F+3Loと3F+3Tですが、セカンド3Loのほうが挑戦されています。キムヨナは常にセカンド3Tですが、ファーストジャンプをLzにするかFにするかでバリエーションを増やしています。浅田は後半にセカンド3Loを飛べる一方で、キムは3+3を後半に飛んだことはありません。浅田真央には3+3以外にも単独トリプル・アクセルと3A+2Tがあります。

浅田真央:3F+3Lo(6回)/後半3F+3Lo(2回)/3F+3T(2回)/
3A(10回)/3A+2T(3回)・・・計5種類
キムヨナ:3F+3T(13回)/3Lz+3T(8回)・・・計2種類


多才なのは浅田のほうです。浅田はキムヨナにはないセカンドトリプルループや、後半にセカンドトリプルを飛ぶ技術・体力・能力がある。加えてトリプルアクセルです。しかもコンビネーションで飛んでいます。

しかし、プロトコル上キムヨナの3+3の成功率はとても高いです。加点もたくさんもらっています。一方浅田はなんらかしらのエラーが付いていることが多いです。

両者とも優れたジャンパーです。シニア女子が好む3+3は「3T+3T」だという結果の中、浅田もキムも高難易度のジャンプを取組んでいる。2006年から現在までに行われたGPFとWCでキムは13回3F+3Tに挑戦していて、浅田・キムを除くSr女子達が挑戦したのが13回。つまりキムが半分を占めてます(26分の13回)。キムの最強のジャンプである3Lz+3Tはジュニア女子は34回挑戦し、シニア女子は11回挑戦しています。WC・GPFのシニアにおいて、キムは3F+3T・3Lz+3Tの挑戦回数に4、5割ほど貢献していますが、難易度や希少価値は浅田真央のほうが上です。

ジュニア・シニアを含め、WCとGPFで3F+3Loに挑戦し成功させているのは浅田真央のみです。まして後半に飛んでくるような選手はいません。そもそも3Loを飛んでくる選手は稀で、SPではセカンド3Loの貴重価値はセカンド3Tに比べ、10.2倍。FPではセカンド3Loの希少価値はセカンド3Tの22.1倍です(参考:下記をご覧ください)。その10倍、20倍の価値があることを浅田真央はSPでもLPでもやってのけている半面で、キムヨナはキャリアで一度も成し遂げたことはありません。キムは前半で3+3を飛んだことはあっても、浅田のように後半に3+3を飛べたことはありません。つまり浅田真央は:

SPでは10倍の価値があるセカンドループに付け加え
LPでは22倍希少価値のあるジャンプに挑戦し、
後半に誰も挑戦しないセカンド3Lo(3F+3Lo)に挑んだこともある

・・・ということです。

浅田真央はキムヨナとは違い、3+3以外にも武器があります。

『トリプルアクセル』と聞けば、日本人なら『伊藤みどり』や『浅田真央』と思い浮かべる方が多いでしょうね(中野選手はそこまで宣伝されてなかったと思うので、伊藤や浅田より知名度は低いと思います)。浅田に毎度『飛ぶか否か』を迫られるこのジャンプですが、このジャンプは果たしてどの程度希少価値があるのか。

2006年から現在まで(キムと浅田を除き)シニア大会で中野由加里選手が5,6年前に4回単独3Aに挑戦したのみです。ほとんど挑戦されないこのジャンプを、浅田はシニアキャリアで30回挑戦しています(GPF&WCに絞ると、彼女が挑戦したのは10回です)。そして誰も挑戦してない3Aコンビネーションですが、浅田は3A+2Tに3回挑戦しています(シニアキャリア上は9回)。3F+3Loの挑戦者は浅田を除いて存在しません。このように、浅田には2006年から現在まで行われたGPF/WCで、誰も挑戦しないジャンプを最低2種類(3F+3Lo・3A+2T)挑戦してきた貴重な選手なのです。キムヨナは成功率は高いですが、彼女のジャンプの希少性や難易度は浅田ほどではありません。

浅田とキムのみを比べただけではなく、ほかの大勢の選手の成績も考慮した上で出した結果です。浅田真央にはこれができない、キムにはこれができない、と短所を比べるのではなく、彼女たちの長所を他の選手達と比べました。


浅田がセカンドTが苦手だというように書かれている方が多いですが、3A+2Loではなく3A+2Tを選んだのは、やはり彼女にとってもセカンドLoのほ うが難しいからでは?と思います。アクセルからループが飛べないだけでは、と思いの方、違います。上記のテーブルにも書きましたが、浅田はアクセルから ループの2連続をプログラムの後半に飛べる選手です(2A+2Lo+2Lo)。少なくともセカンド『ダブル』ジャンプに限ってはトウループのほうが飛びや すいのでしょうね。

参考:
TvsLo1a.png
計算法:
フリープログラムのセカンドTとセカンドLoの比較:

セカンド3TがSPで挑戦される回数は:2.04回
セカンド3LoがSPで挑戦される回数は:0.2回

2.04÷0.2=10.2倍

セカンド3TがLPで挑戦される回数は:2.65回
セカンド3LoがLPで挑戦される回数は:0.12回

2.65÷0.12=22.1倍
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