フィギュアスケート分析ノート
自己流に、マイペースで、のんびりと。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


トリプルアクセル~空中での回転数は?~
こちらの記事は書き直し中です。

選手達がトリプルアクセルを飛ぶ時に、どのくらい空中で回転を稼いでいるのかを調べてみました。

!!*そこがテイクオフじゃない!等の意見はぜひコメント欄に残してください。出来れば管理人限定ではなく、公開していただけると、そういう指摘があるということを他の読者にも伝わるのでありがたいです。*

!!この記事は、このタイプの3Aはこう判定するべき!と訴えるものではなく、純粋に空中でどれほど回っているのかを調べてまとめたつもりです。

!!コラーがUR判定したと示さないものはすべて、公式上も、私の見立て(主観になりますが)でも、れっきとした3Aだと判定されたものです。


まず最初に、【そもそも3Aって一体どこから回転数を数えられているのか?】ということを説明したいと思います。一般的に言われているのが「前飛びだから他のジャンプとはちがいます。以上」というだけで、一体どこから回転数が数えられるのかが説明されてないため、てっきり後ろ向きジャンプと同じように、空中に浮く直前から数えるものだと誤解している方も多いと思います。私も調べる前はそうだと思っていましたし、浅田が理不尽にURを取られている!という検証動画を見てもさっぱりついてなかったです。

フィギュアスケートの特殊なところは、飛んでないのにジャンプの回転数に含まれるジャンプがあるところかな、と思います。4回転サルコウも実質3回転半ですし。

この記事は、【公式テイクオフ】【実質テイクオフ】【ランディング】の3つのカテゴリーにわけて、選手が空中でどれほど跳んでいるのかを検証しました。

公式テイクオフは、わかりやすいと思います。「3Aを飛ぶぜ!」といわんばかりに足をまげて、腕を後ろにやっていますから。
実質テイクオフ(注:これは回転数に無関係の位置ですが、原則として半回転以上超えるような回転の稼ぎ方はよくないとされていますが、厳密なルールは存在しなかったと思います):ブレードが氷から離れる直前を調べてみました。
ランディング:これには公式も実質も違いはありません。着地は着地です。ルール上、4分の1回転ほど足りなくても回転不足は取れません。


タイプA:3Aを本当に空中で3回転半飛んでいるタイプ
例:羽生結弦

私が見た限りでは羽生が一番綺麗なトリプルアクセルを飛んでいると思います。もっとも回転に余裕があって飛距離もある。

hanyu-3A.png

ルール上のテイクオフでなくても、本当の意味で離陸するときからで、3回転半回っています。公式テイクオフから数えると、回りすぎているぐらいです。毎回羽生の3Aは見栄えいいなあとは思っていましたが、単純に他の選手よりも空中で回っているからなのかもしれません。


タイプB:3Aを空中で3.25回転飛ぶタイプ
例:織田信成

↓左:実質テイクオフ、右:ランディング。公式テイクオフの画像はありません。
oda-3A.png

↓左:実質テイクオフ、右:ランディング。公式テイクオフの画像はありません。
patrick-3A.png
チャンはたまに下記のタイプCですが、このジャンプは3.25あたりかなと思います。


タイプC:3Aを空中で3~3.25回転飛ぶタイプ
例:高橋大輔/幼き浅田真央/ジェフリー・バトル

↓左:実質テイクオフ、右:ランディング。公式テイクオフの画像はありません。
takahashi3a.png
↑右はトウが付いた瞬間。かかとがおりた時点でも3.25回転にはなってませんでした。

↓左:実質テイクオフ、右:ランディング。公式テイクオフの画像はありません。
youngmao-3A.png

【上の画像:公式テイクオフ】・【真ん中の画像:実際に離陸する地点】・【下の画像:ランディング】jeff-3A.png
ジェフと幼き浅田のはタイプB?タイプC?という感じのジャンプ。

タイプD:3Aを空中で3回転飛ぶタイプ

例:浅田真央・ライサチェック(バンクーバー男子金メダリスト)


【上の画像:公式テイクオフ】・【真ん中の画像:実際に離陸する地点】・【下の画像:ランディング】
asada-lysacek.png
【上の画像:公式テイクオフ】・【真ん中の画像:実際に離陸する地点】・【下の画像:ランディング】
asadanhk2013-3A-sp.png

asadanhk2013-3A-lp.png
*ラフマニノフの3Aは回転不足判定を食らいました。
実際に空中での回転数も3回転未満に見えます*


ライサもジャンプ修正前の浅田も、実質テイクオフのポジションで
溜め込むかのようにして飛び上がっていたので流れが抑えられていた印象でしたが、
浅田の修正後の3Aはスムーズに回転に入っているのでランディングにも流れが出るようになりました。


羽生と浅田のジャンプを比べると・・・
mao-hanyu.png
バンクーバー時点でのほうがまだ空中で回っていたような気がします。それでもその当時で、すでに45度ほど稼いでいることがわかります。ただ、【テイクオフ】時からは3回転半なので3Aですし、ルール上で認められるべき3Aなのです。女子(浅田)が男子(ライサ)と同じように3Aを飛んでインチキ呼ばわりされるいわれはないと思いますが、空中で回っている回転数が男子のトップジャンパーたちには及ばないのもまた事実です。

タイプAとタイプDのジャンプが同等扱いされ、さらには男子で金賞を獲得するのはちょっとなあ・・・と考えさせられます。ただ、「空中での回転数で判定しますよ~」となると、3回転半きっかり飛べるのは羽生だけですので、高橋は間違いなく回転不足で、チャンも危ないと思います。

ユーロの解説者も過去に、ライサの3A(浅田と同じ飛び方)はなあ・・・という感じで語られていました(ソース:http://www.youtube.com/watch?v=HX1R_wv0bjQ)。ライサはこのタイプの3Aで回転不足判定を食らったこともあるそうな。ただライサの場合巨体であることと、浅田の場合女子であることを考慮すると許してやってもいいんじゃないか?という結論に至るのだと思います。!!ライサはもっと酷い滑り込みをした事があるそうです。多分その時の演技を思い返して解説をされていたのかもしれません。




もっと丁寧なキャプチャーをしてくださったブロガーさんが現れました↓

こちらのブログさんではキムの2Aの検証もされたようです。興味のある方はぜひ足を運ばれたらいかがでしょうか。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村
スポンサーサイト





管理者にだけ表示を許可する


http://blogs.yahoo.co.jp/butterfly91fish/18466042.html
こちらのブログさんも
『アクセル回転数の誤解』ということで書かれています。

回転が足りてないと言ったような書き方は、ただただ隣を喜ばせるネタにしか過ぎないです。
本気で、日本選手のマイナスになるようなイメージのブログを韓国のネットニュースに、自分が検証したかのように貼りますので、そこんところはお考えいただいた方がいい気がします。
ソチシーズンに向けて世界にマイナスイメージを抱くような書き方は絶対に選手にとっていい事ではないですから。
まい | URL | 2013/12/02/Mon 23:42 [編集]
はじめまして~。
ブログはやっていないのでurlなしで失礼します。
技術的な説明など、参考になるので、よく読ませていただいています。
アクセルジャンプはエッジ系のジャンプで
エッジ系ジャンプは4分の1以上2分の1未満のプレロテは認められていたと思います。
ですので浅田選手の場合、プレロテは問題ないと言うことになると思います。
ライザチェク選手の3アクセルのプレロテはそれ以上で、ほぼ後ろ向きに跳んでいるということで問題になったと聞きました。
ごまかした踏み切り(Cheated take off)の場合はダウングレード判定になるんでしたっけ。
記事の中にプレロテのルールの説明があるといいなと思いました。
それでも、冷静にこのような検証をしていただくことは、たいへん参考になります。
今後の記事もたのしみにしています。
ぺけ | URL | 2013/12/03/Tue 09:48 [編集]
浅田選手の3Aが執拗にDGを受けていた頃から見てきて、比較のために男子の3Aもたくさんスローで見ていた時期もあったので、そんな私の個人的な見解を書かせてください。
まず浅田選手の3Aで完全にブレードが離氷するまでの回転(いわゆるプレロテ)が大きかったのはフリー「仮面」の頃だと思います。あの頃はブレードが上がり始めてからつま先側まで離れ切るまでに少し間があるというか、その間も回転が進んでいました。ですので1/2回転近くプレロテがあったと思います。(注:男子でも1/2回転している選手はいます。ライサやチャンなど(チャンは最近は改善されたのかもしれませんが))
バンクーバー後のジャンプ修正で3Aの跳び方も変わって、上記のようなブレードが離れ切るまでの間がなくなり、力強く一気に踏み切るようになったと思います。だから私は男子と遜色ない跳び方まで持ってきたなあと感心していました。
ですので、結論で「無理して跳んでいる」とされたのは私の見解とば全く違います。とはいっても私も素人ですし、どちらが正しいという話でもありませんが。

画像があがっている今シーズンの浅田選手の3Aは着氷時の回転が十分ではありませんので、(1/4回転以内と判定されたとしても、目指す形ではない。つまり、完璧に跳べば実質3回転しか回っていないということはないはずです。)

長くなりましたが、以前から見て来た者の一意見として読んでくださるとありがたいです。(動画で見るのと大画面でスーパースローで見るのとではまた違って見えることもあります。)
モモンガ | URL | 2013/12/03/Tue 20:22 [編集]
慇懃無礼って言葉を思い出しました
「バンクーバーシーズンでは浅田の3Aは猛批判を受け・・・」

さも周知の事実のように 猛批判された???
審判が認定か否かという意味ではなく 猛批判?
まるで「一般的に批判されていた」 というような印象操作ですね。
実際にレフリーが認定しているものに、あえてケチをつけておきながら、
私の意図は浅田選手を批判するものではない???


「もし自分が間違っていたとしても、誰かが検証してくれればいい。」

少なくとも、「分析」という言葉を使っている以上、これでは無責任ですね。




romi | URL | 2013/12/04/Wed 18:29 [編集]
冷静な分析とても面白いです!
参考になりました
羽生君の3Aが回り過ぎてるくらいとか、
初めて知ることができました ^v^
みかん | URL | 2016/11/10/Thu 04:15 [編集]



トラックバック
TB*URL





Copyright © フィギュアスケート分析ノート. all rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。