フィギュアスケート分析ノート
自己流に、マイペースで、のんびりと。
キムの相手は鈴木で十分。浅田VSキムとは一体なんだったのか
鈴木の演技は全日本13でもっとも華やかでしたがアレが浅田・安藤といったを天才を生んだ日本での「国内最強の演技」となってしまったのは残念です。あの高得点を馬鹿正直に受け止めて飛び上がって喜んでいる彼女にもあっけにとられましが、鈴木がキムヨナレベルの点数を獲得してくれたおかげで目が覚めたんです。

そもそも、鈴木はキムヨナに勝てる選手なんじゃないか
と。

メディアは必死に「トリプルアクセルが飛べるほどの天才じゃないとキムヨナに勝てない!」という印象を埋めつけようとしていますが、果たしてそうでしょうか?

さっそく鈴木とキムを比較してみました。

合計基礎点
protocol-suzuki.pngprotocol-kim.png

全日本の鈴木(60.01点)>>>WC13のキムヨナ(58.22点)
鈴木のほうが上です。


ジャンプ構成。

suzukivskim.png
ジャンプ前半:鈴木>キム
ジャンプ後半:鈴木>キム
ジャンプ合計:鈴木>キム

鈴木全勝。


スピンとステップ

フリープログラムのスピン・ステップの合計基礎点↓
suzukivskim2.png
ここでも「鈴木>キム」

浅田の3Aを理不尽にUR判定し、「浅田より高い得点を獲得した」と宣伝したキムヨナのゴールデンスピンでの基礎点は鈴木より3点も低い。上記にあげたのは記憶に新しい3つの大会のFPのみを比較しました。

下記は最近の大会をいくつか選んでキムヨナと比較しました。画像は大きいですが、基礎点を比べているだけです。「一体その数字はどこから・・・?」と疑問に思われないように、明確に記載したため大きくなってしまいました。(注意:GSp→ゴールデンスピン、Nat→ナショナル(ie.全日本)、SC→スケートカナダ)
suzukivskim4.png
やはり鈴木のほうが基礎点が高い。


コレオシークエンス(スパイラル)

上:プロが撮影した写真
下:ようつべでポジションを確認。
suzukivskim5.png 
鈴木>キム。
フェアにするため、2人がもっとも美しいポジションを取っている所をキャプチャーしました。
鈴木の画像は前から撮っているのでわかりにくいですが、少なくともキムよりは足が上がっています。


コレオシークエンスでカバーする距離
  yunaspiraldis2.png akikospiraldis2.png
鈴木>キム。
鈴木のほうがスピードもあり、リンクもよくカバーしている。鈴木はカーブに滑りながら方向転換も行っている一方で、キムはまっすぐ進むだけなのにグラグラしてる上にリンクもほとんどカバーしていない。


ステップ

最近の試合で鈴木がレベル4を見逃したことはありませんが、キムはゴールデンスピンのフリーはレベル3でした。あんだけお膳立てしてもらってもレベル3ってある意味すごい!


☆-☆-☆-☆☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆

結果!!

鈴木のほうがキムヨナより余裕で上でした。

☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆




ではなぜキムヨナが鈴木の点数より上かって?

suzukivskim3.png

結局たどり着く先はGOEとPCS。

キムが鈴木につけるPCSとGOEの点差は5.04点。
鈴木がキムより2点ほど技術で勝っているので、
5点引く2点=3点で、3点の差がありますよね。

鈴木が今回145点で、キムヨナが148点ほどですから、
やはり最後に物を言うのはGOEとPCSでつける差なわけです。

技術?基礎点?
構成の難易度??

そんなもので競うのは時代遅れデスヨ

今回の銀河点のよかった点は、冷静に考えて、鈴木こそがキムヨナの好敵手で、まさに「大技はないが全体の質をあげて競う選手」VS「3+3という大技があるが、欠陥が多い選手」の戦いが繰り広げられる関係にあると気づいたことです。

全体的に鈴木がキムより勝っているとはいえ、あの点数はいまだに不可解で受け入れがたいものがあります。なんなんでしょうね、この気持ち。日本人選手が高得点取ったんだから喜ぶべきなんでしょうか。よくわかりません。

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トップじゃなくても
結局並みの選手・低難度構成でも、PCS・GOEを盛りまくればパッと見ノーミス演技で五輪優勝はできるということが今回証明されてしまいましたね。
鈴木選手にはぜひ五輪優勝候補として頑張ってもらいたいものです。
それにしても、もしこれが体操やシンクロだったら、いくらノーミスでも難度の低い技ばかりだと絶対に優勝は無理でしょうね。
スポーツってそういうものだと思います。
run | URL | 2013/12/28/Sat 08:03 [Edit]
二人とも世界のトップ3ではない
ヨナちゃんは10位あたり、あっこちゃんは8位(まあ、入賞はするけど台乗りは厳しいよね)以内、二人のスケート技術は世界レベルではこの程度ではないですか。
舞々 | URL | 2013/12/28/Sat 08:04 [Edit]
天野の言った通り、凡人が天才に勝てるシステムですね。もちろんオリンピックに出る選手が普通の人ではありませんが、より難しいジャンプが着氷も難しいのは当たり前です、細かいジャンプの基礎点など。GOEで盛ればなんの関係もなくなってしまいます、今回の鈴木選手のジャンプの質は、回転もエッジも怪しく、着氷ですら詰まってます、そこへあの加点、なんでもありですね、キムと違って鈴木選手はエッジワークもうまく独自の世界観があり、魅せましたが、もうスポーツでもなんでもありません。
オリンピックは、この方式ならキムも簡単に金が取れそうです。鈴木選手も銅メダルで手を打ったかもしれません。
にこ2 | URL | 2013/12/28/Sat 08:43 [Edit]
実に面白い! うつみクン?
是非、ますゴミに二人のライバル加点対決を煽って欲しいもの
です。でも、自分は真央選手とロシア娘と雨女子にコスの華麗な
闘いの方に集中しますわ。
danshidanshi | URL | 2013/12/28/Sat 09:24 [Edit]
快刀乱麻ですね
続けておじゃまします。データとビジュアルを駆使した熊子さんの記事は説得力がハンパない!採点ひれふしオタクの人々は、ぐうの音もでませんね。

要するに、ジャッジの恣意的な部分で、すべてが決まる、ということですね。これなら、旧採点のほうが、伝統がある分、正統性があります。お国びいきもはっきりでていたから、納得もしやすい。新採点はむしろ改悪といえますね。
つぐみ | URL | 2013/12/28/Sat 11:29 [Edit]
数字が並んでいるだけでは見えてこなかったものが、グラフにすると歴然と見えますよね。
つまり某国の選手はオリンピック入賞すら出来ないレベル、ということ。
ばからしくて話になりません。
すべてのメダルも賞も剥奪してフィギュアスケート界からいますぐ排除すべきです。
皆が検証する度、はらわたが煮え繰り返る思いです。
流星PartⅡ | URL | 2013/12/28/Sat 12:39 [Edit]
必要のない操作かと・・・
最後のGOEとPCSのグラフだけ X切片が0でないのは、
マスコミがTVのグラフでよく使う印象操作と同じ手法。。。
あえて恣意的なスケールを使わなくても、そのままの数字で十分なのに。
意図が見え透いて、逆効果になることもありますよ。
とおりすがり | URL | 2013/12/28/Sat 23:26 [Edit]
今更?(笑)
現在、浅田選手の6種8トリプルを除いては5種7トリプル+2A×2が極限構成というかジュニアでトップに行くためのスタンダードです。というかコンポーネンツ上げてもらえない選手が自力で上がっていくにはその構成なんですよね。それでクリーンでも上がらせてもらえない選手が居るのが現実ですが…。
でも鈴木選手まで「これじゃ荒川さんやカロ(ユナはループ跳べないから違う)と変わらないじゃん」って思ってしまう日が来るとは思いませんでした。これは長久保コーチの戦略と、その期待の応えた鈴木選手の努力の賜物だと思いますよ。

もちろん点数に毎度モヤモヤする気持ちは分かりますが、もう今更な話です。とっくに採点は崩壊してますから。そして日スケ連は真央あっこ二枚看板で行きたいことも分かりました。どちらか(きっと1番手は真央)がミスすれば、もう一方を上げてやる、そうやって台乗りは確保する2009ロスワールドからの手法(安藤さんから鈴木選手に代わっただけ)です。
Kalen | URL | 2013/12/29/Sun 00:57 [Edit]
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| | 2014/03/16/Sun 23:25 [Edit]



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