フィギュアスケート分析ノート
自己流に、マイペースで、のんびりと。
「羽生選手のショートは106点取れる」←!?!?
いまさらの話題です。


シーズンが始まる前に、羽生選手が後半4回転を飛ぶと聞き、昨シーズンとどれくらい点数が変わるのかなと計算してみたところ・・・


いままでの構成


4T/3Ax/3Lz+3Tx
基礎点=10.30+9.35+11.11
= 30.76


目標としていた後半4回転の構成


3A/4Tx/3Lz+3Tx
基礎点=8.50+11.33+11.11
= 30.94

その点差、わずか30.94-30.76= +0.18点

「イーグル→3A→イーグル」や「後半4回転」をすると聞くと、大幅なレベルアップを感じさせてくれますよね。でも、基礎点でみると、トリプルアクセルと4回転の順番を入れ替えたところで、たったのプラス0.18点です。

羽生選手は今シーズンを五輪王者として迎えて、技術的にレベルアップを感じさせるプログラムを用意したため、あまりフィギュアに詳しくないファンやメディアは、「去年の最高得点をどれほど更新するのか?」という所に注目をおいたと思います。・・・ジャンプの基礎点はわずか0.18点しかあがらない構成にもかかわらず、です。

順当にいっても、五輪のインフレを除いたら102点を超える事にはならないんじゃないかなと予想しました。去年からもらえるところでしっかりGOEをもらっていましたし、これ以上あげるのは難しいかなと。付け加えて羽生選手はレベル取りが出来ていた選手ですし、余計点数があがりにくい。


ところが、ミッツさんの番組の『スポーツ酒場「語り亭」』で、知識豊かなスケート関係者が語ったのは・・・・



  ミッツさん「大体何点ぐらいまで出るプログラムなんですか?」

  佐野理事「また世界記録いっちゃうんでしょうね。」

  本田さん「105、106ぐらい・・・」



106!?!?!??

どっからその数字が??!


一体どのように採点されれば、106点をとれるのかを計算してみました。


★仮定1
スピン・ステップの要素がすべてLv4(最高難易度)。

★仮定2
GOE=満点。すべて+3。

★仮定3
前半に3A、後半にコンビネーションと4回転。


これで計算してみますと・・・。

analysis-106.png

**Lv4のステップシークエンスは加点+2.1点でした。うっかりしていました。

    基礎点=44.54
    GOE=14.1+(0.6)= 14.7
    PCS=46.76 (*PCSは50点が満点です)

・・・・で、106点が叶います。

・・・・・・・・・・・・・・・・本田さん、本気ですか?


ソチのショートでは、11点近い加点をもらい(※10.88点)、チャンと変わらないぐらいのPCSを貰って101点越えをしたのです(チャンとのPCS差:0.57点)。それでなんとか歴代最高記録が出たのに、そこからさらに4・5点をあげた点数を言っちゃうのは軽率だったなあと思います。

雑音がどれだけ選手にとって煩わしいものかを知っている方々が、どうしてこうも、「最高点!」「300点!」「また世界記録出るかもぉ!!」と言い続けちゃうのかなあって思います。トップ選手は賢い方が多いですから、雑音が入らないようにしてるとは思うんですけれど、無知な視聴者に変な期待を持たせるような発言はどうかと。別にそんなことをしないでも、羽生選手は強いですし、演技で十分視聴者を惹き付けていると思います。




106点か・・・。

106点が妥当だと思えるショートプログラムのジャンプ構成って、

「4A+3T・3F・3Ax」・・・・みたいな構成じゃないですかね。

まるで男子版真央のバンクーバーのプログラムのようですが(真央プロ:3A+2T・3F・2Ax)。この構成でも、GOEオール+3&PCSから43.95点も必要なので、ベテランがやってくれないことには、106点も出ません。自然と106点が出せる構成ってどういうものになるんでしょうか・・・。たとえば、4回転半を飛ぶ選手がいたとしても、ショートでは単独で飛ばせてくれませんし・・・。もし単独がOKなら、4回転半を前半に、そしてコンビネーションを後半に持ってこられるんですけれどね。アクセルジャンプが1番難しいけれども、一番使えない。クワドアクセルよりも難易度の低い4回転ジャンプのほうが、アクセル枠とかぶらないので使い道がありますね。変なルール!

・・・どの道飛べる選手がいないので、ただの妄想でしかないですね。
クワドジャンプを種類別で熱く語れる時代がいつか来るのかな~



とりあえず今は、羽生選手の一日も早い回復を祈っています。
それでは。

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羽生は変わらず
浅田真央が伊藤みどりを目指し、越えようと努力したように
羽生結弦はプルシェンコを目指し、越えようと努力していると思います。

マスゴミやスケ連は、彼の邪魔をしないで欲しいと思っています。




hisui | URL | 2015/01/11/Sun 18:45 [Edit]
浅田真央は伊藤みどりに憧れていたとは思いますが、伊藤みどりを目指し、超えようとしていたのでしょうか?
自分が出来る最高の演技を目指していたかと。
なんだか羽生選手と並べたがるのは違和感が・・・
真央ファン | URL | 2015/01/21/Wed 14:55 [Edit]
羽生君は素晴らしいと思います。だから、羽生君の事をどうのこうのというつもりはありません。
しかし、真央ちゃんがせめて、羽生君程にジャッジを含むスケート連盟から大事にされていたならと思うのです。
回りきればいいと褒められるのに対して、認定された3Aにもただ回ればいいのじゃないと言われたり、やっぱり、真央ちゃんには厳しかったと思うのです。
それが、なんともいえないのです。
2度と真央ちゃんのような待遇をされる選手が出ない事を願っています。
野バラ | URL | 2015/01/22/Thu 07:44 [Edit]
Re: No title
野バラさんがおっしゃることはごもっともです。

高橋さんのエッジ判定について記事をあげましたが、私の記憶にあるかぎりでも羽生選手も町田選手も見逃してもらったことはあります(*あくまで私個人の判定とあわなかった、というだけですが。あの記事にも書きましたが、男子のほうがどことなく判定が優しいような印象を受けますし)。浅田選手のように毎回エラーをコールされる選手のほうが珍しいのです。コールされることは正しい判定だったと思いますが、浅田選手のみすべての要素において特別厳しく判定されるような状況を許していた連盟に重大な責任があります。ただ、やっぱり一番悪いのは意図的にそのような状況を作り上げたISUですが・・・・。

甘いコラーがいたり、厳しいコラーがいるのはまだ理解できます。それなりに平等性は保たれますから。しかし、選手によって採点法を変えるのはアンフェアだとしか言いようがありません。
熊子 | URL | 2015/01/22/Thu 07:55 [Edit]
熊子さん、ありがとうございます。
熊子さんのおっしゃるように、ISUがどの選手にも同じ基準で審判してくれていたなら、浅田選手はもっと多くのタイトルを手にしていたと思います。
本当に残念です。
これからも、熊子さんの目線での記事を楽しみにしています。
野バラ | URL | 2015/01/22/Thu 08:36 [Edit]
ただの例えでは?
hisuiさんは一例として、有名で人気のある浅田選手を例にあげただけですから、「並べたがる」というようなトゲトゲしい表現でご指摘しなくてもよかったのでは?
熊子 | URL | 2015/01/22/Thu 17:06 [Edit]
ヒーロー、ヒロイン
フィギュアスケートと言うスポーツをするアスリートの精神を浅田真央と羽生結弦で説明したんですが理解されない方がいたので残念です。

浅田真央は、ほとんど挑む選手がいないトリプルアクセルを跳んで金メダルをめざしました。
羽生結弦は、次のオリンピックで複数種類のクワドを跳びたいと練習しています。

共通点は、彼らに素晴らしい技術を持ったヒーロー、ヒロインがいた事です。
そしてスポーツは、進化しなくていけない。
前の世代の選手と同じか、それ以下ではスポーツではないのです。

この2人の選手は、それを念頭に置いて努力していると書いただけです。
hisui | URL | 2015/01/24/Sat 14:41 [Edit]



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