フィギュアスケート分析ノート
自己流に、マイペースで、のんびりと。
来年度・ルール改正のまとめ

ルールが改正された所をまとめてみました。
*もう少し読みやすいようにテーブルを編集しました。
*フォントサイズと種類を一定のものになるように編集しました。
*青文字のものは、後から解説を編集したものです。
*両足スピンで間違ったとらえ方をしていたようです。編集しました。

要素

改正前 

改正後

3T

4.1

4.3 (+ 0.2)

これでますます+3Loに挑戦する価値が下がりましたね

3S

4.2

4.4 (+ 0.2)

3S<

3.0 (以前は3T<と変わりなかった)

3.1 (+0.1)

3A<

6.0

5.9 (-0.1)

4T<

7.2

8.0 (+0.8)

4S<

7.4

8.1 (+0.7)

4F < + e

7.4

8.0 (+0.6)

4Lz < + e

8.2

8.4 (+0.2)

GOEマイナス面

4回転ジャンプのみ変更

4T/4S/4Lo/4F/4Lz

-1 GOE = -1

-2 GOE = -2

-3 GOE = -3

4A:

-1 GOE = -1.2

-2 GOE = -2.4

-3 GOE = -3.6

4T/4S/4Lo/4F/4Lz/4A

-1 GOE = -1.2 (-0.2)

-2 GOE = -2.4 (-0.4)

-3 GOE = -4.0 (-1.0)

4A:

-3 GOE = -4.0 (-0.4)

スピン・コンビネーション,足換え無し(2ポジ) Spin Combination with change of position and no change of foot (two positions) - (F)CoSp2p

レベル

改正前

改正後(点数の変化)

B

1.0

1.1 (+0.1)

1

1.2

1.3 (+0.1)

2

1.4

1.5 (+0.1)

3, 4

No Change

B (V)

以前はミス(V)の基礎点は記されていなかった

 

1.0

1 (V)

1.1

2 (V)

1.3

3 (V)

1.5

4 (V)

1.7

スピン・コンビネーション,足換え無し(3ポジ)Spin Combination with change of position and no change of foot (Three Positions) – (F)CoSp3p

B,1,2,3,4

No Change

レベル

改正前

改正後(点数の変化)

B V

以前はミス(V)の基礎点は記されていなかった

 

1.1

1 V

1.2

2 V

1.4

3 V

1.8

4 V

2.1

スピン・コンビネーション,足換えあ(2ポジ) Spin Combination with change of position and change of foot (2 positions) – (F)CCoSp2p

レベル

改正前

改正後(点数の変化)

B

1.2

1.5 (+0.3)

1

1.4

1.7 (+0.3)

2

1.8

2.0 (+0.2)

3

2.1

2.5 (+0.4)

4

2.5

3.0 (+0.5)

B (V)

1.0

1.1 (+0.1)

ステップシークエンス・レベル取り。Step Sequence

原文+改正ルールを適当な翻訳を【】の中に追加

改正(英語)

解説っぽいもの

シークェンス中のターンおよびステップディフィカルトターンとステップの種類(これらの種類は下記にあります)が,最低限に多様(レベル1),やや多様(レベル2),多様(レベル3),複雑 (レベル4)である

1) Minimum variety (Level 1), simple variety (Level 2), variety (Level 3), complexity (Level 4) of [difficult] turns and steps throughout (compulsory)

[difficult]

ディフィカルトという単語がターンとステップの前に入りました。

シークェンスの中に明確なリズムで実行する,難しい3つのターン(ロッカー,カウンター,ブラケット,ツィズル,ループ)の組み合わせ.異なるものを2つ【(レベル4のステップは2つの異なる組み合わせを両足でこなさなければならない)

Two different combinations of 3 difficult turns executed with a clear rhythm within the sequence [(for Level 4 the 2 combinations must be on different feet)]

[()]に入っている内容が追加されました。

どちらかの足だけではなく、両足ともまんべんなく使いなさいという事でしょう。

バックからサイドまたはその反対への1回の明確な姿勢変更.それぞれの姿勢で少なくとも3回転【2回転】ずつ.(ほかのスピンの一部分としてレイバック・スピンが行われた場合も数える

 

One clear change of position backwards-sideways or reverse, at least 3 rev

[at least 2 rev]. in each position (counts also if the Layback spin is a part of any other spin)

最低3回転のレイバックから、2回転に緩和されました。レイバックが苦手な選手には有利。

うんちゃら長いのでカット。

V1, V2, というコラムではなく、V2を廃止して、

V(元V1), V1(元V2)に変えられるようです。

 

フラインクスピンの入り方

『フライングスピン』のみあれよこれよと書き加えられた昨シーズンでしたが、ここにさらに「フライングで入るスピン」も考慮するようになりました。

フライングの美しさはこのまま重要視?

 

スピンでみる「V」サインは、1つかまたは2つの要素が満たされなかった場合に使われるそうです。

昨シーズンは1つ満たされなければV1、2つ満たされてなかった場合はV2でした。

ステップ:難度レベル改正

以前

改正後

解説

Types of turns: three turns, twizzles, brackets, loops, counters, rockers.

Types of steps: toe steps, chasses, mohawks, choctaws, curves with change of edge, cross-rolls.

 

ターンの種類:

スリー・ターン,ツイズル,ブラケット,ループ,カウンター,ロッカー

ステップの種類:

トウ・ステップ,シャッセ,モホーク,チョクトウ,エッジの変更を伴うカーブ,クロスロール

Types of difficult turns

and steps:

twizzles, brackets, loops, counters, rockers, choctaws

 

ディフィカルトターンとステップの種類:ツイズル、ブラケット、ループ、カウンター、ロッカー、チョクトウ

右の赤文字は、ディフィカルトターンとステップの種類に区別された足技です。ほとんどターンからですね。

昨シーズンは、ターンとステップが区別されておりましたが、今年からされず、「ディフィカルト(難しい)ターンとステップの種類」で一緒くたにするようです。要は種類ではなく、要素そのものの難易度で区別する方向性なのでしょうか?

*去年までは、3ターン・トウステップ、シャッセ、モハーク、エッジの変更を伴うカーブ、クロス・ロールもレベルあげの要素でしたが、今年からはされないということです。

改正前

改正後

解説

最低限に多様とは少なくとも5個のターンおよび2個のステップを含み,どの種類も数えてよいのは2個までである

Minimum variety includes at least [difficult] 5 turns & 2 steps, none of the types can be counted more than twice.

最低限に多様とは少なくとも5個の【ディフィカルトな】ターンおよび2個の【ディフィカルトな】ステップを含み,どの種類も数えてよいのは2個までである

ディフィカルトターン・ステップ(ツイズル、ブラケ、ループ、カウンターロッカー、チョクターのみ)に制限された分、その他6種のターンやステップで稼いでた選手には厳しい変更かも?

改正前

改正後

解説

多様なとは少なくとも9個のターンおよび4個のステップを含み,どの種類も数えてよいのは2個までである.

Variety includes at least [difficult] 9 turns and 4 steps, none of the types can be counted more than twice.

多様なとは少なくとも9個の【ディフィカルトな】ターンおよび4個の【ディフィカルトな】ステップを含み,どの種類も数えてよいのは2個までである.

上と似たような解説。

改正前

改正後

解説

複雑なとは少なくとも異なる5種類のターンおよび異なる3種類のステップを含み,これらのターンおよびステップはそれぞれ両方向に少なくとも1回行われなければならない

Complexity includes at least 5 different types of turns and 3 different types of steps, all executed at least once in both directions.

 

Complexity includes at least 11 difficult turns and steps, none of the types can be counted more than twice, 5 types must be executed in both directions.

複雑なとは少なくとも異なる11種類の「ディフィカルトターン・ステップ」を含み,同じ種類のものは2回までなら別種類とみなす。これらの6種のうち5種の『ディフィカルト』ターン・ステップはそれぞれ両方向に行われなければならない

去年まではター ンとステップは区別されていたから、「5つのターン」「3つのステップ」と、詳細にありましたが、今年からはレベルあげにかかわるターン・ステップは 「ディフィカルトターンとステップの種類」に分別された6種類のみです。この6種から、「11種類」とみなされるには、最低でも5種類の「ディフィカルトターン・ステップ」を2回こなさなければならない、ということです。

・11種ということは、6種の「ディフィカルトターン・ステップ」のうち5種は両方向でこなし2回使用し、すべての種類を含まなければなりませんね(最低限:5種x2、6種目x1)。

・今年からは「ツイズル」、「ブラケ」、「ループ」、「カウンター」「ロッカー」、「チョクトウ」の6種のみがレベル上げに貢献し、昨シーズンまで使えたその他6種の足技が削除されたので、消された足技に頼っていた選手には少し厳しいかも?

スピン:難度

要素

改正後

解説

シット姿勢またはキャメル姿勢でのただちに続けて行う両方向のスピン

今年から、「Long curves of exit after the first part or entry into the second part are reflected in GOE.」が付け足されました。意訳(自信ないですが):「最初のスピンから、または次のスピンに入る時に長いカーブを描けばGOEのプラスマイナス要素になる」

足換えの際、大きな円を描き過ぎると減点とみなす、ということらしいです。

ジャンプ

要素

改正

解説

無得点ジャンプ

 [2Lz<+2T*]追加。

男子のジャンプで無得点になるジャンプが増えましたが、2Lz+2Tがゼロ点なら、そりゃ2Lz<+2Tも無得点にならないとおかしいですよねー・・・。

GOE加点要素

ステップ

改正前

改正後

解説

項目3

前:good clarity and precision (十分に明確で正確)

 

 

後:use of various steps during the sequence→いろんな種類の「ステップ」を使うこと 。

改正前はもうこれ苦し紛れに無理やり加点要素の1つに加えたような印象を受けなくもない・・・。

改正後の『いろんな種類の「ステップ」を使えば加点』、というのは、今回のルール改正で、去年までレベル上げに使えた多くのステップ
(トウ・ステップ,シャッセ,モホーク,エッジの変更を伴うカーブ,クロスロール)が使えなくなり、これらのステップが全く実施されなくなることを避けるために、あえて加点要素に取り入れたようですね。

改正前

改正後

解説

good control and commitment of whole body to accuracy of steps (全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップ)

good control and commitment of the whole body maintaining accuracy of steps

個人的に、ただの言葉遊びのような改正のような気もします。

これがどう翻訳されるのがちょっと興味あります。改正後は「維持する(maintaining)」という言葉が使われているけれども、逆に正確なステップを維持してなかったらなんで加点要素になりえると思うのか・・・。この【維持】という明記は必要?


まだ全部じゃないですけれど、とりあえず大体こんな感じです。

① 3+3Loよ、さらば。+3T、有利。
② 他のジャンプと、スピンの基礎点が上がる中で、3Aだけ引き下げ。
③ 4回転を転倒するいつもより1点多く減点する。
④ ステップは(多分)レベル取りが難しくなった・・・のかな。

まだGOEのほうが残ってるので、そちらのほうもぼちぼちまとめていきます。


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熊子さん、お疲れ様でした。分かり易くまとめていただいてきっと、大変だったでしょうね。
こんなに沢山、変更をして、ただでさえ、瞬時に判定しなければならないのに、ジャッジにその能力があるのでしょうか?まあ、あると思いたいのですが・・・。
しかも、変更内容は不可解ですよね。男子と女子の採点の考え方が違うというのも変な話ですね。女子の最高難易度の3Aの回転不足の基礎点は下げ、男子の4回転の方は上げる・・・。う~ん、分かりませんね。

また、GOEのまとめを楽しみにしています。
よろしくお願いします。

いつも、熊子さんはどうなさっているだろうか、そろそろ、
コメントを入れて見ようかと思っていると、更新があり、とても嬉しくなります。
真央ちゃんが復帰しますので、熊子さんの記事が更に楽しみになります。
野バラ | URL | 2015/06/17/Wed 11:13 [Edit]
4回転と3A、基礎点自体はそのままじゃないですか?回転不足になった場合の点数が変わっただけのように思うのですが
| URL | 2015/06/18/Thu 21:57 [Edit]
そうですね。
回転不足が抜けておりましたね。

3Aの基礎点は下げ → 3Aの回転不足の基礎点は下げ  と「回転不足」を挿入させていただきました。

ご指摘ありがとうございました。

野バラ | URL | 2015/06/19/Fri 00:57 [Edit]



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