フィギュアスケート分析ノート
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真央のGOEいろいろ。3Loの加点、アクセルの加点、など。
ブログを更新してなかった期間でも、浅田選手がよい結果を残せたらいいなと思っていましたので、いろんな選手のジャンプや加点のつけられ方を勉強して、「こういうジャンプなら」「こういう構成なら」と考えたり、「こっちの選手はこうだから、もっと点が出るのか」と納得しながら観戦してきました。

一番比較しやすいのが全日本。全員推し選手で、公平に比較しやすいからです(私は基本、日本ガンバレ系のスケオタ)。

この記事は、全日本で納得がいかなかったGOEに触れたのち、国際大会での判定のなども軽く触れて、ジャッジは目の前の演技を見てなかったり、印象で点を与えてるだけじゃないのかって言う結論になっています。

1.予想外の / 独創的な / 難しい入り
2.明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る
3.空中での姿勢変形 / ディレイド回転のジャンプ
4.高さおよび距離が十分
5.(四肢を)十分に伸ばした着氷姿勢 / 独創的な出方
6.入りから出までの流れが十分(ジャンプ・コンビネーション/シークェンスを含む)
7.開始から終了まで無駄な力が全く無い
8.音楽構造に要素が合っている

3Loの加点は、
GOE+1=0.7
GOE+2=1.4
GOE+3=2.1

成功した3Loの加点比較(全日本、SP)

+ 1.40 宮原、本田
+0.70 浅田

つまり、ジャッジは宮原選手と本田選手は、浅田選手より2つから4つより多く加点要素を満たしたと判断した。私はこれにどうも納得がいきませんでした。
ステップ・ターンでディフィカルトなものはアンダーラインしました:

宮原選手のループに入るまでの動作


全体に流れがとてもスムーズ。
1FC、スリー、モホーク(ここまでは3Lo直前の振り付け枠かどうかはあいまいなのでGifではカット)からの、
2FC、モホーク、モホーク、スパイラル、モホーク、ロッカー、スリー、3Loチョクトー、→スピンコンビネーション


 本田選手のループの前後



4FC、モホーク、[スパイラル(?)、]モホーク、1BC、カウンター、モホーク、足をかえてからスリー、スリー、3Lo、助走(ジャンプ直後の繋ぎなし)、振り付け、助走から次のジャンプ要素へ [遠くてよく見えない。他の演技では全く違うエントリーでした]

この時点で、宮原選手と本田選手が同じGOEなのはどうかと思います。宮原選手は足換えが少なめで次々やる印象ですが、本田選手は間に助走があったり、足換えがあったり。宮原選手はしっかりスパイラルしてる一方で、本田選手のはスパイラルだったのかもよくわからない(別の大会の繋ぎを見ましたら、助走直後にスパイラルでしたが変更したようです)。

浅田選手のループ前後

3バッククロス、モホーク、ウォーレイ、チョクトーチョクトー、モホーク、3Lo、トウステップ、ラウンジしつつスリーターンからのスピンコンビネーション
主観が入りますが、このテンポのピアノ曲にチョクトーとトウステップは音をうまく刻み込めていてすごく合っていると思います。上記2名と比べてタメがわかりやすくあるのがちょっと残念なところ。


比較まとめ(全員呼び捨てです):

助走の比較:宮原のフォアに対し、浅田は3バックで、本田が一番多い4バック+追加1バック。
ジャンプ(3Lo)の前の要素:宮原と浅田はスピンコンビネーション。本田はステップシークエンス。
ジャンプまでの流れ:宮原と浅田はスピン後振り付けを行い、そこから助走して(浅田3BC,宮原1FC+2FC)からの繋ぎ→3Lo。宮原はスパイラルやロッカーなどを取り入れた繋ぎからのジャンプ。浅田はウォーレイや連続チョクトーを取り入れた繋ぎからのジャンプ。本田はステップシークエンスからの助走、そしてカウンターやダブルスリーターンを取り入れた繋ぎからのジャンプ。
ジャンプ直後:宮原と浅田は繋ぎがある。宮原はチョクトー。浅田はトウステップ+(ラウンジしつつ)スリー。本田選手は無い。
欠点::宮原はジャンプが低い。本田は助走が多いことと余計な繋ぎ(といえる助走と足換え)がある。浅田は前者2人よりも飛び上がるのがコンマ数秒遅い。

主観による。

とはいっても、

Jo.3の小塚あゆみ氏の判定:本田選手に+3、浅田選手に+0
本田選手が5つ~8つ、浅田選手より多く加点要素満たしてた??
ゼロ点と満点の差ですか。天地の差をつけた採点をした小塚ジャッジには説明して欲しいです。

とはいったものの、今シーズンの全日本は本田選手プッシュの時期だったんだと思います。連盟の意向なのは、PCSの推移をみればわかります。

本田選手の今シーズンのPCSを確認して見ますと(睡魔と闘いながらの調べたので確認作業はまだです)

8月5日 26.66
9月9日 27.94
9月22日 28.20
10月8~10日 27.68
12月24日 31.01 ←全日本
今月 29.73


話を浅田選手に戻します。

浅田選手のループの加点って、もう大体0.7(GOE+1)って決められてるんじゃないかと疑っています。ショートとフリーを比較してみたんですが・・・

ショートの3Loのほうが、フリーの3Loより複雑な入りをしているのにも関わらず、こちらも同じ0.7点なんです。




これはつまり、浅田真央の3Loは0.7点って決められてるってこと、かな?これじゃ3Loは難しい事する値打ちがない。これはなにも全日本だけではなく、国際大会で、でもです。加点が渋い。フランス杯はクリーン判定を受けた3Loの着氷が少し詰まっただけで減点-2を出すジャッジがいますし、クリーン判定を受けた3Loがアメリカ大会にいたっては0と+1、そして減点-1を出すジャッジが2名。わけがわからない。

冒頭のアクセルも、浅田選手は普段トリプルアクセルを飛ぶので、そのノリでなのか、入りが3Aと同じモホークからの長めのタメでダブルアクセルを飛んでも、国際大会で結構加点がついてます。ジャンプ直後の繋ぎがあるとはいえ、ループと同じスタンダードで採点されていれば、ループ以上に加点がつくことはないと思うんですよね。なんとなくな印象で採点されている。

結局、事前に何点やるかを決めてるという事なんでしょうね。膝の痛みを抱えていたり、安定感のない浅田選手が、ジャッジがもっと加点やろうと思えるような、いい印象の演技を宮原選手ほど立て続けに何試合も行う事は不可能でしょうから、結局3Loの加点は何してもGOE+1を超えることはないんでしょうね(平均が+1.4未満のまま)。


とまあ、こんな感じで、細々調べものをしつつフィギュアを楽しむスケオタでした。
お付き合いありがとうございました。
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| | 2017/03/21/Tue 09:13 [編集]
熊子さん、フィギュアスケート大会はアイスショー等とは違って、大会というからにはガチンコ勝負だと思います。
そこに、一押しと分かる判定や前もってこの選手にはこの点数をと決めたように見える判定など少しも面白くありません。
そんなプロトルコを見るより、熊子さんのこの記事を読む方がずーっと面白かったです。
とても、いい記事だと思いました。 本当に・・・。
野バラ | URL | 2017/03/21/Tue 17:37 [編集]
野バラ様

お久しぶりです。記事を楽しんでいただけたようで嬉しいです。今後しばらくはコメントの出来ない記事をUPすることになりますが、変わらずご愛読いただけたら幸いです。コメントをありがとうございました。
熊子 | URL | 2017/03/22/Wed 07:04 [編集]
熊子様、更新ありがとうございます。
「回転不足(記号なし)はGOE-1」という、とっても都合のいいルールがありますからね。いくらでも言い訳は可能でしょう。
3Fも同じですよね。「沈み込みがー」「流れがー」と言われてジャンプ改造しても点数は変わらなかった。世界最高記録を出した時でさえGOEは0.8点でした。
めろでぃ | URL | 2017/04/01/Sat 17:56 [編集]
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| | 2017/04/11/Tue 06:55 [編集]
解りやすい・・・
初めて書き込みさせてもらいます。
なぜ真央ちゃんのジャンプにGOEが低くつくのか?理屈が解らないでいましたが、この記事で色々気が付くことができました。
やっぱりって感じですね。私には到底できない作業ですが、ブログ主様コツコツと分析していただき、ありがとうございますm(__)m
ぷりママ | URL | 2017/04/14/Fri 22:41 [編集]



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